いろいろな釣りにLO-01を使ってみて - まとめと言うか中間報告というか....^^

 もう何魚種か、LO-01で釣ってみたい魚があるんだけど、2005年秋の新作ロッドもでたことだし、ここで一度LO-01の使い心地についてまとめてみます。

 まずは対象となる釣り別に一覧表を作ってみました。この中で、その釣りに求められる要件を書いています。sensitivityは釣りの中で手もとに魚信や底の状態を伝える感度が必要か、operabilityは仕掛け動かすことに対して微妙な操作性が要求されるかどうか、reactivityは魚に対する反応の良し悪しで合わせをしっかり効かす必要があるか、flexibilityはアタリの後に食い込ませるまでの柔軟性が要求されるか、を示しています。+が多いほど重要になります。

 使用感は、◎は「専用竿として十分」、○は「専用竿に近いフィーリング」、△は「とりあえず使えるが専用竿との差は感じる」、×は「使わない方が良い」になります。×はないですが^^;。

釣場 対象魚 使用感 オモリ 要件
sensitivity operability reactivity flexibility
茅ヶ崎沖 シロギス 12号 + ++ + +
横浜沖 夜メバル 10号       +++
川奈沖 LTイサキ 40号   + ++  
木更津沖 夜アナゴ 25号 + ++ ++  
下浦沖 シロギス 15号 + ++ + +
大貫沖 ショウサイフグ 8号   +++ +  
横浜沖 マゴチ 15号   +   ++
八景沖 スズキ 10号     ++ +
剣崎沖 カワハギ 25号 + ++ ++  
久里浜沖 夜メバル 25号       +++
城ヶ島沖 マルイカ 60号 + ++   +
大貫沖 LTタチウオ 30号 + +++ ++  
大原沖 エビタイ 10号     +++  
盤洲 イイダコ 7号 + ++    

 シロギス、夜アナゴ、夜メバル(25号オモリ)、LTタチウオについては、この竿が専用竿と言えるくらいぴったり合っています。まあ、シロギスについては、もともとキス竿だったので当然ではありますが^^;。

 逆にいまいちだったのは、やはり重いオモリを使う釣りと、がっちりと針をかけるための腰の強さが必要な釣りです。イサキやマルイカはオモリが重いので、操作性がややスポイルされます。カワハギに使うにはちょっとパワー不足で、タタキや這わせの操作が専用竿には劣ります。マダイは、3.2kgの良型をひっぱり上げるパワーはありますが、専門に狙うとすればもっと腰がかっちりしていて合わせが利く竿の方が良いと思います。

 LO-01の強いところは、ウルトラな高感度と、釣り人の思いとおりに仕掛を操る操作性です。これらのメリットが出るのは、オモリが10〜30号の範囲がベスト。これ以上の負荷をかけても竿は十分に耐えてくれますが、感度と操作性は落ちます。ここまでは掛けるまでの話。

 では掛けた後、魚の引きへの対応については、かなりの大型でも余裕を持って対応できます。3kgのマダイ、2kgのスズキが相手でも、竿がへたることはありませんでした。

 しかしながら、これだけの種類の釣りに使えたということは、とりもなおさずLO-01の高いcapabilityをあらわしていることに他ならないでしょう。一本の竿に愛着を込めて使う人であれば、LO-01タイプの竿はあっていると思います。これだけ使うと竿の調子もわかってきて、竿に合わせた釣りを組み立てることもできますから。

 これから使おうと思っていた釣りはまだいくつかあります。下の表にその予想を書いておきます。これらの釣りにはまだ使っていませんが、おそらく使用感は予想通りになるでしょう。

釣場 対象魚 使用感 オモリ 要件
sensitivity operability reactivity flexibility
猿島沖 イシモチ 30号 + +   +
中ノ瀬 LTアジ 30号   ++ +  
中ノ瀬 餌木スミイカ 8号   ++    
横須賀沖 カサゴ 30号 + ++   +
鴨居沖 アオリイカ 8号   ++   +
小柴沖 マコガレイ 20号 + +    
猿島沖 アイナメ 8号 ++ +++ ++ +

 これだけの数の釣りに使った竿は、これまでの私の釣り歴の中でも僅かです。すっかり手に馴染んだLO-01には、まだまだこれから活躍してもらおうと思っていますので、そのレポートはまたここに掲載します。

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