LO-01 使い倒しシリーズ 第2回  

  ターゲット 夜メバル 船宿 生麦:黒川分家
  釣行日 2005/05/17 釣り場 横浜沖

 前回のリポートの最後に、次は竿に負担をかける予定、と書いたんだけど、夜メバルの取材が入ったんで、予定変更です^^;。

 お邪魔したのは、生麦の黒川本家(畑中丸)。夜メバル乗合の期間は長く、横浜沖の中心に様々なポイントを攻めます。横浜沖の特徴は時折フッコが混じること。50cm級のフッコとなると、メバル仕掛でのやりとりはけっこう大変。4年前に取材に来たときは、 フッコが2回ヒットて1勝1敗でした^^;。

 明るいうちは川崎沖堤の際でスタート。船中カサゴがぽつりぽつり上がりますが、これがナイスサイズ。30cmに届こうかという良型も顔をだします。

 私のファーストヒットは本命のメバル。竿をギューンと持っていったのは、左の写真の25cm。当日最大サイズがいきなり顔をだしました。

出船前の畑中丸。船付場は鶴見川にあります。

 さて、ここでメバルに求められる竿の要件を挙げてみます。一番大切なのは、食い込みの良さ。食い込みを重視するために、メバルの専用竿は3m前後の長さで、胴が軟調なものが市販されています。

 しかし、食い込み重視の軟調竿はデメリットもあります。ひとつは、良型のカサゴが食ったときに、根に潜られやすいこと。もうひとつは、フッコなどの大型魚が食ったときに魚に遊ばれ浮かせられないこと。

 前回の釣行から、キス釣りにおけるLO-01の武器は「高感度」。穂先の軟調さと、曲がるストロークはメバル専用竿に比べて少ないですが、操作性ではメバル専用竿を上回ります。それが今回の夜メバルでどう影響がでるかが課題でした。

船宿仕掛:ハリスは1.5号です。

 良型のメバルが早々に顔を出して、スタートは上々。しかし、その後はなかなか後が続かないです。コチ(東風)が強くて波が高いのと、ソコリ(干潮)のために魚の活性が上がらないのが原因。

 船長は移動を繰り返して、メバルの食うポイントを探ります。その甲斐あって、19時頃からはメバルの食いが活発化。また、多彩な外道も顔を出し始めました。

 キュンキューンと竿先を絞りこんで走るのはマアジ。25,6cmサイズの中アジです。これが浅場でキス竿に食ってくるものだから、釣趣は抜群。オットットと竿でためて引きを交わし、水面にきたら一気にゴボウ抜き。この操作性は、メバル竿よりもLO-01の方が上でしょう。

 始める前は不安だったメバルの食い込みも問題なし。カーボンソリッドとはいえ、LO-01の穂先はいわゆるピンピン穂先ではないため、メバルの食い込みは上々です。穂先の感度が良いので、メバルが餌を加えた時のコツッというアタリもしっかりとわかりますし、オモリが底をこすったときの感触も手に伝わってきます。メバル専用竿のように、竿が満月に絞り込まれる 釣趣こそありませんが、実釣性能はメバル専用竿に引けをとりませんでした。

道糸はナイロン4号、オモリは10号使用。

  さて、画撮りもすませたし、メバルもアジ交じりで十分釣れました。最後の期待は、ハリスをぶっちしてくれそうなフッコが食ってきて、LO-01が細ハリスでのやりとりでどれだけ活躍してくれるかをみること。

 沖上がり近く、メバル、アジとはちょっと違ったアタリがきました。コツン、ギューンの後に走り出した。これはフッコか?と臨戦態勢に入ったんですが、引きがいまいち弱い。上がってきたのは、30cmのセイゴでした、このサイズなら1.5号ハリスは余裕。軽く抜きあげました。

 この日はフッコは顔を出さなかったのが残念、まあ、そんなにうまいことはいかないか^^;。

この日の釣果、メバルにアジ、セイゴ交じり

 終わってみれば、メバルが12尾、アジ3尾、セイゴ1尾で、悪天候のわりにはまずまずの釣果でした。

 LO-01はメバルの食い込みについては及第点。穂先の高感度と操作性を活かせば、専用竿とはまた違ったメバル釣りが楽しめるということが確認できました。夜メバルよりもさらにシビアな食い込みのイワシメバルにもいずれ使ってみたいけど、シーズンはしばらく先かな。

 次回こそ、竿に負担をかけてポテンシャルを確認する予定(ほんまかなぁ...^^;)。
 

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