LO-01 使い倒しシリーズ 第3回  

  ターゲット イサキ 船宿 網代:富士丸
  釣行日 2005/05/22 釣り場 川奈沖

40号ビシを下げたときのLO-01の曲がり。先にかかった綺麗なカーヴを描いています。
 今回LO-01を出動させたのは、コマセ釣り。最近流行しつつある、ライトタックルでのイサキ釣りです。それでも使用ビシは40号と通常のキス竿にとってはかなり重め。過負荷気味の錘負荷と、イサキのシャープな引きに対し、LO-01がどのようなアクションで応えてくれるかに注目しました。

 場所は東伊豆屈指のイサキポイント川奈沖。網代の富士丸からの出船で、TERUさんの取材におつきあいさせてもらいました。

本命イサキは数でなかったですが、メジナはけっこう交じりました。ちなみにこれは同行のT氏のクーラーの中身^^;。

 結果から書くと、この日は朝の時合を逃す失敗を演じてしまいました。ライトウィリーらしく、片手で竿を持って、ふわり、と上品なコマセワークで開始したんですが、コマセがでていかない^^;;;。ビシの目を広げながらコマセが出るように調整しつつごまかし、やっと大きいの食わせたと思ったらハリス切れ^^;(おそらくメジナ)。最初に組み合わせた4600Cがノーマルハンドルでパワーがでずに5500Cにチェンジしたり、仕掛けの長さを調整したりしているうちにイサキの食いが止まってしまいました。私がもたもたしている間に、TERUさんは本命をぽんぽんと抜き上げて独壇場。

 ちょっと竿に対する遠慮もあったです。キス竿の中でもとりわけスリムなブランクのLO-01は、40号をしょわせると穂先がおじぎする状態。激しいコマセワークはちょっと怖いかな…というのが最初の印象でした。しかし、これは杞憂でして、時合を逃してからは、なんとか魚を寄せようとガンガン竿振りまくりました^^;;;。そんなハードワークにも、しっかり耐えてくれました。

 で、この日のハイライトは、メジナとのファイト。1.5号のハリスは雑にやりとりすると切られる太さなので、引きをいなしつつ浮かせるんですが、竿ごと持っていかれるようなスリリングな引きを楽しむことができました。もともとキス竿なので、バットエンドを腹当てにするとか、脇で抱えるようなやりとりのスタイルは取りにくいです。リールをパーミングしつつ、肘にバットを当てて、腕と竿のしなりとの連携で魚の引きをかわします。これはけっこう楽しい。キロ近くの魚の引きに対して、LO-01はしっかりとためを作ってくれました。このスタイルだと入れ食い状態のときには効率は悪いんですが、まあもともとがコマセ用の設計ではないのでそこはしょうがないですね^^;;。

左がこの日に使用したライト用40号ビシ。右は通常のイサキ用の80号ビシ。最近のイサキ釣りではほとんとがプラビシ使用ですが、網目ビシはプラビシに比べて潮の影響を受けにくいので、速潮の場所に向いています。
 後半はマダイ狙い。ハリス10mのマダイ仕掛にチェンジしてのコマセダイスタイル。この頃には、もう竿を信頼できてるんで、両手使ってコマセ振りまくりました。しっかり振ればコマセはでていきますので、最初からそうすれば良かった^^;;。

 マダイ狙いは残念ながら船の誰にもアタリなし。風が強まってきたのでちょっと早上がり。私は、本命イサキは小型のリリースサイズのみに終わりましたが、LO-01のコマセ釣り初使用としては、強度的には問題なかったし、メジナとのやりとりも楽しめたのが収穫でした。

 ほんとはキロオーバーのマダイをかけてのやりとりをしたかったんだけど、まあ、そううまいことはいかないか^^;。

 次回は、大きめの魚をかける釣りで、竿のパワーを試してみたいところです、何に行こうかな…?

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