LO-01 使い倒しシリーズ 第5回  

  ターゲット シロギス 船宿 金田:つりの浜浦
  釣行日 2005/07/02 釣り場 金田湾

釣り上がったこの日の釣果。シロギスしか写してないですが、大メゴチ、イイダコと外道は豊富でした。
 釣竿電子工房のFリチャーズさん達と、釣りにいこう!という計画が持ち上がったのは先月のこと。やはりEFシリーズのポテンシャルを確認するにはシロギスが最適。それも趣が抜群の和船にしましょう、てなことで、金田の「つりの浜浦」にお邪魔しました。

 関東で唯一、手練りの船で釣りをさせてくれるのがここ金田。エンジンと切り、手で艪をこいで舟を流す釣りはシロギスを釣るのにぴったり。

 船宿は手漕ぎボートのお客さんで賑やか、陽気の良い日にはすべてのボートが出払うそうです。私達は金田港まで移動して、スロープから船に乗り込みます。

 ボートを横目に沖に走っても、ポイントまで10分ほどで到着。船の移動時は船外機を使うけど、ポイントに着いたらエンジンを切って艪を練るのが金田湾スタイル。

お世話になったのは高木丸。出船はスロープを使います。青い棒が「艪」です。
  この時期の水深は8m前後。仕掛を入れて少し待つとさっそく、クッというキスのアタリ。15cmと小ぶりながらさっそく本命が釣れあがりました。

 アタリが少な くなると、すぐに移動。沖目や定置網まわり、数釣り、型狙いのポイントを次々に探ってくれます。そして、船の上は静寂そのもの。エンジンを切る釣りは、ビシマなどのパラシュートアンカーを使う釣りや、フグなどのアンカーを入れる釣りがありますが、これらは船の移動は潮まかせ。対して、エンジンを切ったまま船を流せるのは、手練りの船だけです。この雰囲気の良さに、しばらくはぽわーんとした気分で釣りをしていました^^;。

のんびりムードが最高。


 さて、シロギスのアタリは活発。型も大中交じり。時折、良型メゴチが混じります。

 浅場のキスは船のエンジン音を嫌うというのが通説。このため、船下狙いよりも、軽くキャストして仕掛を船から遠ざける方が釣果が伸びます。しかし、手練りの和船の場合は、エンジン音がなし、つまり船下でもアタリは活発。船長が船を流してくれるので、真下に落としてそのまま待っても、次々とアタリがやってきます。

 もちろん、キャストして探ればその方が広く探れるということで効果的ではあるんですが、まあ、釣果をしゃかりきに伸ばそうという気分にはなれないのがこの釣り^^;。のんびりしみじみと、キスのアタリを楽しみながらゆっくりと時間が過ぎていきます。

 

珍外道の赤海鼠(ナマコ)

 この日の餌はジャリメにアオイソメ。どちらも同じように食ってきました。オモリを底からわずかに離して待つと、竿先に小さくアタリがでます。これがキスが餌をくわえたアタリ。ここで軽く竿を立てれば針ガカリ。

 4/30のデビュー時でもそうだったけど、LO-01はキスの小さなアタリが明確にでます。よく、ブルブルッといアタリを表現していることがありますが、その前にくる餌を吸い込んだときのアタリを取って合わせることで、数はぐんと伸びます。これができるのは感度抜群のLO-01ならではでしょう。

 外道のメゴチは少なく、たまに25cmほどの大メゴチが掛かります。これは嬉しい外道なんでしっかりキープ。他にはイイダコがけっこう混じり、私には赤ナマコも^^;。この赤ナマコは釣ったの初めてなんだけど、船長の言う通り美味しかったです。ちなみに 黒ナマコは食べられないそうです。

 

 
高木裕二船長の艪さばき。船長との距離がこれだけ近いのは和船ならではです。高木船長、とても気さくで親切。初めての人でもなんでも教えてくれます。
 沖上がりの時間になって、私の釣果は65尾。型は15-21cm。一番、型を揃えたのは鈴木さんで22cmを頭に大型をけっこう釣っていました。25cmオーバーのジャンボキスはでなかったけど、満足できる釣果となり、港を後にしました。  
   
船宿に戻って記念写真。つりの浜浦のHPに載っています。

 なお、気になるトイレなんですが、殿方の場合はボート釣り同様に船べりから用を足すので問題はありませんが、女性はどうするのよ?との心配もご無用。岸が近いのでちょっと戻って公衆トイレへ行ってくれます。他にも沖上がりの時間などは自由なので、気軽に相談してみてください。海も静かだし、魚影も濃いし、家族連れの釣行には超オススメ。

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