LO-01 使い倒しシリーズ 第8回  

  ターゲット スズキ 船宿 金沢漁港・仁春丸
  釣行日 2005/07/10 釣り場 八景沖

苦労の末上がった2,2kgのスズキ。銀ピカでコロコロです(^^)

 LO-01をかなり使い込んで、すっかり手に馴染みました。この竿、まだまだ色々な釣りに使う予定でいますが、ぜひともバトルをしたい魚が2種残っています。そのひとつがスズキでした。

 今回の釣行はつり丸の取材。実は土曜に乗せてもらって、スズキボウズ。このまま終わらせたくないので翌日に再チャレンジしました。詳しい模様は、2005/8/15号でお知らせします^^;。

 さて、東京湾のスズキ釣りといえば、活きたエビを餌にして釣ります。昔ながらの手バネの釣り人もいますが、主流はリール竿になっています。オモリは10号、ハリスは5号と、LO-01のパワーを試すにはうってつけの釣りものです。

 
餌のアカエビ
  さて、金沢漁港の仁春丸のこだわりはコマセを使わないことと、良型狙い。メバル、カサゴ、イシモチ、キス、アイナメなどの浅場の乗合も出していますが、なんといってもエビスズキ乗合が人気。こればっかり通うという常連さんもいます。釣り自体はとても面白い釣り、なんていっても浅場でかつ軽いオモリ、華奢な竿で時には4kgオーバーの大型魚とハラハラドキドキのやりとりができるのが、最大の魅力です。

ABU5000CとLO-01


 開始早々にミヨシでアタリ。何度も何度も突っ込みを凌いで浮かせたのは3kgのスズキ。さっそく型をみて、他の人も気合が入ります。

 次いでのアタリはトモ。これがなんと3kgの綺麗なマダイ。実は前日にも3.6kgのマダイが上がっています。「鯛を目当てに来られても困るから…」と、Web情報にはマダイが釣れても載せていないです。しかし、この場所でマダイが混じるのは、常連さんはじめ、知っている人は知っていること^^;; 。過去には7.6kgの大ダイの実績もあるポイントです。思わずスズキ釣りにきたことを忘れて、マダイのアタリを期待する時間が過ぎました^^;;;。

針に巻いてあるヒューズに注目。通常は丸いまま巻くのですが、平たく潰してあります。これはエビの泳ぎを良くする工夫で、小泉船長オリジナル仕掛。
 わたしにアタリがやってきたのは昼が過ぎてから。竿先にコツッとかすかなアタリ、この小さなアタリがスズキの特徴です。すかさず竿先を下げて、一呼吸(2,3秒)ためてから、竿を大きく煽って合わせを入れます。

 グィーッとなるはずが…スカッ^^;;。あれ?と思ってリールを少し巻くと生体反応がある。どうやら食い上げていた模様。すかさず追い合わせをくれると、しっかり針ガカリ。

 重みはあるけど、たいした引きもなく上がってきます。そろそろ水面に中オモリがくるかなー?と思うころ、ここからが実は勝負です。

 潮に濁りが入ってるときの特徴ですが、針ガカリした後のスズキは比較的大人しく上がってきます。ただし、最後まで大人しくはないです。船に近づいて危険を察知するのか、水面近くで猛然と疾走を開始します。ここからがスズキとのバトル開始。

 LO-01はギューンと絞り込まれ、次の瞬間に5000Cのドラグから糸がズルッ、ズルッと出て行きます。それでも魚は止まらない。また竿が絞り込まれ、糸が出されるの繰り返しで、20mも走られてしまいました。でも楽しい…^^:::。

前日に上がった3.6lgのマダイ。翌日も3kgが登場。計量しているのは小泉学船長。
 底に戻ったスズキを、竿の弾力でじわーっと起こして、頭をこちらに向けます。そしてゆっくりとリーリング、魚が頭を返したら無理せずに糸をだして、また竿の弾力で頭をこっちに向かせる、この繰り返しでスズキを浮かせます。LO-01は、スズキのパワーにもへたらず、しっかり仕事をしてくれます。キス釣りのときとは全く違う顔を見せるロッドです。

 タモに収まったのは、2.2kgと小ぶりながらやっと釣れてくれたスズキ。この1本はほっとしましたわ^^:。 銀ピカコロコロのスズキです、イワシくたっぷり食ってるせいか、脂の乗りも良いです。

 その他、びっくりサイズのマアジが混じったりして、楽しい釣りでした。スズキは船で3本でしたが、これから梅雨が明けて照りこむと、型、数ともに期待できるシーズンに入ります。

出船前の仁春丸。2隻あります。
 スズキは生簀に入れておいて、港に着いたら締めてくれます。こいつを急いで持って帰るとまだ死後硬直前のまま、まないたに乗せることができます。

 となると、造るのは「洗い」しかないですね(^^)。薄くそいだ身を、氷水にポチャン。そして身がはぜたところで、氷の上に盛り付けます。これぞ夏スズキの味ですね(^^)


 交じりで釣れた大アジは、身が真っ白。こんなアジが港のすぐ前で泳いでいるんだから、八景沖は素晴らしい。釣趣と食味を満喫できた一日でした。

46cmの幅広大アジ。こいつの引きも相当なものでした。アカエビをひと呑み。
 さて、7月前半は浅場週間でしたが、そろそろ梅雨も明けそうなので、少しヘヴィな釣りに行くことにする予定です(^^)。 inserted by FC2 system