LO-01 使い倒しシリーズ 第9回  

  ターゲット カワハギ 船宿 久比里・山下丸
  釣行日 2005/08/13 釣り場 剣崎沖

この日の釣果。型が良いっしょ?夏場のカワハギは型揃いです。

 東京湾の人気ターゲットのひとつ、カワハギ。専用竿は各メーカーから何本も発売されてます。カワハギ竿のベーシックスタイルは先調子、これは仕掛の操作によってアタリを出すための操作性を高める目的と、カワハギの小さなアタリをキャッチする目的、アタリのあとの合わせのタイミングを早くするという目的があります。

 さて、本職はキス竿であるLO-01にとって、カワハギは強敵になることが予想されました。やはり25号のオモリを自在に動かすには、竿自体の張りが弱いです。そこをどうカバーするかが、今回の釣りのポイントです。リールはあえてスピニングを選択し、okumeのVS20をチョイス(ほんまはVS200使いたかったんだけど、買いに行ったら売り切れてた^^;;)。

餌のアサリ。山下丸で用意している剥き身は鮮度抜群

 夏場のカワハギは、あまり数はでないのだけど、浅場で良型が食うのが特徴。カワハギ釣りの面白さは引きの強さにもありますが、夏はそれが一際強いです。このところの竿頭は、10枚前後というのが続いています。

 ポイントは剣崎沖の20-30mライン。餌のアサリを丁寧につけてまずは糸をたるませて聞き上げでアタリを出す作戦。わたしのいつものパターンです、ワンパターンではあるけど^^;。

 25号オモリの誘いに対してLO-01は、穂もちへやや掛かってから一呼吸遅れてオモリが動く感じ。50cmほどの幅でたるませて聞きあげ、オモリが底を浮かない程度に繰り返し、アタリを拾うのを繰り返します。

 船中ぽつりぽつりとカワハギは上がってます。まさにぽつぽつという表現がぴったりの食いで、少ないアタリをいかにものにするかが釣果の分かれ目になります。

これも良い型。引くんだなー、こいつが。

  なかなかアタリがこなくてちょっと焦っていたところ、やっと竿先にかすかな違和感。そのまま竿をゆっくり立てると、穂先がぐーんとおじぎして、直後にガンガンという引き。LO-01の竿先は激しく叩かれています。途中、リールの巻く手が止められるほどの引きを楽しんで上げたのは24cmの1枚目、型を見てひと安心。
 
出船前の山下丸。緑甲板がカワハギ船です。

午後になると潮方が悪くなってうわっかわばかりがかっとぶ状態。はわせるのが困難になったので、叩いてからアタリを待つ釣り方に変更して拾います。LO-01にはこちらの釣り方の方が合っているかもしれない。この日最大の27cmも顔を見せ、5枚でフィニッシュ 、型の良さもあり満足な釣果です。ちなみにこの日の頭は9枚。

この日最大の27cm、引いてくれました(^^)
 さて、LO-01でのカワハギ釣りですが、特に浅場では十分に通用すると思います。細かく誘うときには専用竿ほどの楽さはありませんが、アタリを出す、合わせる、引きをいなすという点では十分に使えます。特に、カワハギをかけてからの楽しさは二重丸。秋シーズン初期で、40mくらいの水深までは、面白い釣りができると思います。

 当然ながら、トータルパフォーマンスでは、カワハギ専用竿にはひけをとります。ある程度カワハギ釣りに慣れて、釣り方を覚えて、少し遊び心を持ってやってみよう、という人は、こういう竿を使うのが面白いと思います。当日の詳しい模様はつり丸の9月15日号で紹介します。

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