LO-01 使い倒しシリーズ 第13回
ターゲット | マダイ | 船宿 | 大原・富士丸 | ||
釣行日 | 2005/08/28 | 釣り場 | 大原沖 |
3.2kgの綺麗な♀ダイ。LO-01での初マダイです(^^) |
ふと予定が空いた夏の終わり、大原の富士丸にいってきました。ここならマダイは釣れなくても、ハナダイやホウボウなどの外道が遊んでくれるだろう、という乗りで気楽な釣行でした。普段はビシマ釣りをやる船宿なんだけど、夏の浅場釣りということで、LO-01の出番です。
こういうお気楽なときってのは、得てして好釣果に恵まれることがあるんですが、今日はまさにそんな日でした^^。
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さて、大原では昔から夏場は手バネの先にカブラ一つを付けたシンプルなスタイルの釣りが楽しめるんですが、最近は細いPEラインを使ったリール竿を使う人も増えてきました。この日の私の仕掛けはPE2号に中オモリ10号、豆テンヤ。潮の流れが複雑な大原沖とはいえ、20m前後の水深であればこの道具立てでも大丈夫。
しょっぱなに食ってきてくれたのはショゴ(小型カンパチ)。 |
最初に食ってきた魚は、ぐんぐんと竿先を引っ張ります。タイの引きじゃない、なんだろうと思って上げてみると、ショゴ(カンパチの子)。このサイズでもLO-01で釣ると楽しさ倍増。これなら相模湾のワカシで遊ぶのも楽しいかもしれないです。ショゴは写真を撮ってからリリース。
餌は冷凍エビを使います。活きエビに比べると餌持ちは悪いけど、食いは変わらないです。。 |
船長は船を流し替え、ちょっと深い24m立ちへ。立ちを取ってアタリを待っていると、コツンというアタリ。それっとあわせると、竿が動かない。
ちっ、根ガカリか…と思ったのも束の間。竿先はギュンと引っ張りこまれました。てえだぁ(^^)。
小型のマダイも掛かってしまいますが、ゆっくり巻き上げてからリリースします。 |
底での抵抗をとりあえず凌いで、浮かそうとしたんだけど、浮いてこない、重すぎ^^;;。ゆっくりとだましだまし浮かせると、すぐに頭を返して底に戻ってしまいます。ハリスは5号なので、きつめに締めたドラグからは糸がずるずるーっと引きだされます。また浮かそうとすると、魚は怒ったようにガンガンガンッと引いて底に戻ります。こうなったらしょうがない、相手は型が良さそうなんで気長にやろう。
竿の曲がりを見ると、もう満月。普通のキス竿だったら折れてるだろうなーというくらいの曲がりです。しかし、LO-01は余裕があるみたい。満月に絞られた状態から、さらにタイが頭を振っても、ブランクに粘りがあるんで引きにちゃんと追従します。ほんとにこの竿が相模湾や東京湾でキスの細かなアタリを拾いまくった竿と同じとは思えない^^;。
外道にはこんな良型のハタが混じるのが大原らしいとこ。 |
魚に最初の勢いがなくなってきたところで、徐々に浮かせに入ります。コマセダイのようムーチングロッドであれば、その長竿と反発の強さを利用して、竿をゆっくり起こしてその戻りで魚を浮かせるというのが一般的。しかし、LO-01で同じ方法は無理、だって1.8mしかないキス竿だもの^^:::。
ということで、竿で溜めたままゆっくり起こすと同時に、竿自体を持ち上げて移動距離を稼ぎます。魚が反転したら竿の弾力で溜めて、それで足りなかったら糸が出るという繰り返し。徐々に魚は浮いてきます。LO-01の弾性は 高負荷状態でも死んでいないので、徐々に竿の反発力を主体に浮かせてきます。この時に、竿先は決して下げないことが大事。バラシの原因になりますから。
ビシマを操る常連さん。船べりにはノズリ竹が装着されています。 |
その後は、良型マダイは出なかったものの、でかハタ、ホウボウが顔を見せ、定番外道のハナダイもぽつぽつ。掌サイズの放流マダイも混じってくるものの、私にはキロ弱の食べ頃サイズのマダイが追加できて、これまたLO-01での超楽しいやり取りが満喫できました。
海も静かで、陽気もよくって魚も釣れて、文句なし!の一日でした。マダイが3枚に、ハナダイ交じりでクーラーも一杯でした。いつもこうだといいな^^;;。
キロにちょっと欠ける食べ頃サイズのマダイ。このサイズでもLO-01を使えば、ウルトラスリリングな引きが楽しめます。もう竿がガンガンガンって引っ張られるんだから^^;。 |
今日は夏の浅場ということもあってリール竿でやったけど、秋シーズンには私もビシマ糸に持ち替えよう(^^)。