LO-01 使い倒しシリーズ 第14回  

  ターゲット イイダコ 船宿 長浦・こなや
  釣行日 2005/09/03 釣り場 盤洲

良型揃いのイイダコ。東京湾の風物詩ですね(^^)
 マルイカに続く、軟体系の攻防第二弾はイイダコです。とはいっても、この釣りそんなに気張ってやるもんじゃなくて、ぽかぽかとした日差しの中で、波も立たない静かな海で、のんびりと、そして遊び気分一杯で釣りをしていると、調子良い日には束も二束も釣れてしまう^^;、という楽しい釣りです。

  キス竿にスピニングリールという手軽ないでたちで、後は船宿で借りたラッキョウ付きのテンヤを糸の先に結ぶだけ、というシンプルな仕掛です。

網びくは船で貸してくれます。これがあれば沖上がりまでイイダコは元気。
 お邪魔したのは長浦の「こなや」。午前午後の2便制で、盤洲のイイダコを狙っています。船には親子連れの姿あり、手バネの二本竿を操るベテランの姿ありと、この釣りの楽しみ方の多彩さが表れていました。

 水深は3〜5mと浅い場所です。水はちょっとばかり濁っていて、イイダコにはもうちょっと澄んでくれた方がいいかな、という感じ。それでも、開始の合図からぽんぽんと好調にイイダコが乗り始めました。この日はとにかく型が良かった。シーズン終盤に釣れるような、ピンポン玉くらいの胴で、中には飯をびっしり持ったタコが混じってきます。もちろんシーズン初期の小型も釣れます。入れ乗りとまではいかないので、数は余計に載りませんが、こういう色々混じって釣れるのもまた楽しいです。

イイダコテンヤも船で貸してくれます。もちろんラッキョウ付(^^)。写真は「こなや」のオリジナルテンヤです。

 イイダコの釣り方はテンヤをことことことことと動かしているうちに、じわわわわわ〜とした重さが竿から手に伝わります。テンヤを動かす方法は、乱暴すぎてはダメダメ。あくまで小さく小さくが、小さいイイダコにアピールするコツになります。

 つまり、この釣りに求められるのは、テンヤを小刻みに動かすための操作性と、タコの乗りを感じるための竿の感度、この2つの点をクリアすることが要求仕様になります。LO-01はもちろん及第点なんですが、この釣りは「自分が使い慣れた竿を使うのが一番」。私の場合は、いま一番手になじんでいるのが、LO-01だということです。

 竿を立てて合わせてやり、イイダコがテンヤに乗ると、じんわりとした重みが伝わります。この時に、グラス穂先の竿だと、ツの字に曲がって見た目も楽しそう。あまりハイチューンの竿を使うよりも、ソリッド穂先のやっこい竿を使う方が楽しいかもしれないです。

 途中、潮が止まって乗りが悪くなる時間帯もあったけど、朝と帰りにはイイダコくんはすこぶるご機嫌で、今年も楽しませてくれました。

こなや丸イイダコ船。午前、午後でています。
竿(LO-01)、リール(okuma VS-15)、テンヤ、網びくのイイダコ釣りセットです。海もべた凪、好天です。
 さて、終わってみれば私の釣果は28杯。一緒にいったビギナーの面倒をみたり、写真をとったりで竿を出している時間はあまりなくてもこの釣果でした。頭は80杯、サイズは良型が混じるんで、クーラーの中はボリューム感溢れる釣果でした。

 今年も東京湾のイイダコは釣り人を楽しませてくれそうです。詳しい模様はつり丸の10月1日号でお知らせします。

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