F3.5 652 L/P-A 零弐 使い倒しシリーズ 第8回
ターゲット | タイ五目 | 船宿 | 金沢八景・野毛屋 | ||
釣行日 | 2006/04/09 | 釣り場 | 久里浜沖 |
600gのマダイ。このくらのタイだと、652L/Pは余裕で引きを楽しめます。 |
ライトタックルブームではあるけど、野毛屋のタイ五目はオリジナルの80号ビシを使う方法。これは、潮の速い久里浜沖で、ピンポイントで根の上に船を止めて釣るためで、30号のように軽いオモリだと、プラカゴ自体が受ける潮の抵抗で釣りにならないためです。ライトタックルで釣趣を追求するのは、もともと野毛屋の得意とするところなんだけど、このウィリーに限っては80号ビシが現在でも主流です。
さて、正統派ストロングスタイルのコマセシャクリ向けの竿は、もうかれこれ15年前から議論の対象でした(^^)。昔はやれアルゴスだ、いやCC剣崎だ、常連のYさんが設計のシドニーが一番とか、この竿についてはベテランは一家言ある釣りです。
手持ちで誘うのだけど、ロッドキーパーはあった方が便利。 |
ウィリー釣りはしゃくりが命、同じ仕掛、同じ道具を使っていても、一人は入れ食い、その隣はボウズなんてこともあります。すべては、コマセの出しかたと、ウィリーへのアクションの付けかた、これらをどう演出するかで、釣果ががらりと変わるのが、この釣りの難しく、かつ面白いところです。
反応が浮き上がってからがコマセシャクリの本領発揮なんですが、逆にいうと、反応が浮かない、魚の活性が低いときには、ウィリーは苦戦します。そういうときは空針にオキアミを付けて底近辺で待つ、いわゆるコマセダイスタイルの方が食いがいい場合もあります。
コマセはアミのみ。オキアミは使いません。 |
船ではアジがぽつぽつ。このアジが凄い、30cmを越える良型なんだけど、タッパがある幅広のアジ。まるで走水のアジのような体型です。これがぽつぽつ食ってくる。
さらにメダイも混じる。久里浜沖の水深50mでメダイが食ってくるのはちょっと潮が変。まだシンの潮が冷たいのかもしれません。
食べ頃サイズのマダイ、大きなマアジ、大サバと美味しい魚が釣れました。 |
30cmくらいの型ながら、嬉しいマダイでした。その後もアジがぽつぽつに、マサバも回ってきて、お土産は十分。
けっきょく、マダイは船中で1枚だけでしたが、大アジがみんなに釣れておみやげは十分。
まだ、マダイ、ハナダイの活性は低いけど、もう少し水温が上がれば魚たちは活気づいてくると思います。ウィリーで誘って、ハナダイやマダイを釣り分ける楽しさが味わえるのももう少しです。
翌週に釣ったハナダイ。こいつがうようよ(^^)出てきてくれないと盛り上がらないです。 |
マダイの引きをいなすのも余裕です。まあ、シマアジで活躍した竿なんで、キロ前後のマダイであればパフォーマンスには余裕があるのは当然ですが(^^)。
この日の釣果はマダイ1,アジ9、マサバ5と、クーラーは賑やかでした。マダイは久里浜沖のしっとりと脂が乗った美味なる鯛です。驚いたのは大アジ、これが産卵前なんだけど、脂が凄かった。焼くと煙もくもく。もちろん刺身も美味しい。このアジなら専門に狙って釣りたいくらいでした。
4/9はハナダイの顔が見られなかったのが残念で、翌週の4/15にも行ってきました^^;。ハナダイは小型の顔はみられたんだけど、大風、速潮の悪条件で早上がり、残念。でも、水がぬるむこれからは野毛屋のウィリー五目は要チェックです。