F3.5 652 L/P-A 零弐 使い倒しシリーズ 第10回  

  ターゲット ハナダイ、アジ 船宿 片貝・東栄丸
  釣行日 2006/05/27 釣り場 片貝沖

たいりょ〜^^。クーラーに入りきれない釣果でした^^;。
 片貝といえば、コマセシャクリ(ウィリー五目)で、様々な魚が数、型ともに揃うのが魅力。外房の魚影の濃さを堪能するにはうってつけのポイントです。

 今回お邪魔したのは東栄丸、片貝旧港に係留してある大型船が、16tの第3東栄丸でした。

 片貝に行くのは実に10年ぶりくらいのこと、えらくひさびさでした。しかし、港の雰囲気は変わってなかったです。変わっていたのはアクセス手段、東金道路をでてから、東金・九十九里有料道路を通って港まですぐ、なんとうちから80分で着いちゃった。

 当初はイサキ、ハナダイ、アジのウィリー御三家狙いだったんだけど、水温が14度台に低下しちゃってイサキは口使わないということで、アジ、ハナダイをメインターゲットに出船。


ビシはサニービシFL60号。仕掛はウィリーや空針お好きなものでOKです。東栄丸では片貝スペシャル仕掛けも販売。
 

 ポイントは港から30分ほどの片貝沖。水深は32mで、海底から15mくらいをしゃくるようにとアナウンスするのは、安川光央船長。

  片貝ではビシはサニービシのFL60号という決まりがあります。東京湾で使う80号ビシ用の竿だと少し硬いんだけど、F.5 652 L/P-Aは60号も守備範囲。穂先にオモリを重さを乗せてしならせ、ふわりと止めたところでコマセがこぼれるような感覚でしゃくりあげます。

 最初のポイントこそアタリがなくてすぐ移動になったものの、移動後はアジがキュンキューンと気持ちよく当ってくれます。最初は25cmくらいの中アジ。それがどんどん型がよくなる。レギュラーは30cm前後、40cmクラスも混じってきます。そしてついには入れ食い状態に〜^^。

 大アジの多点掛けって、実はあんまり味わえないです。深場でフラッシャーやれば可能だけど、浅場でライトなオモリで30cmオーバーの3点掛けはちょっと他の釣場ではなかなかできないっす。しばし快感に酔いしれてしまいましたわ^^;。

このバケツ、けっこうでかいんですけどね。アジもでかいす。
 さて、夢中になって釣っていると、あっという間にバケツはまっくろ。クーラーに移すと、すぐにクーラーも一杯^^;。予想以上にアジがでかかった。しかも入れ食い、想定外でした。

 こう簡単に食うと、竿に求められるのは、釣って楽しいことだけ^^;。高感度、軽量のL/P-Aは、大アジの多点掛けで、気持ちよく曲がって、スムースに魚を上げてくれます。まだまだ余裕があるロッドです。

 後半は休み休み釣って、船のバケツもおかわりしてアジは沖上がりまで活かしておき、港でトロ箱に移しかえました。ちょっとお下品な釣りです^^;。

 この日は釣り人は7人と大型船がガラガラ状態、みんな入れ食い、みんなクーラー一杯、時間はまだまだあります。

 船長はちょっと場所移動、ここはハナダイ中心みたい。そういえば、今日はハナダイも本命だったんだ。アジがバリバリ食うんですっかり忘れてた^^;;。

もうひとつの本命、ハナダイも健在。時期によっては40cm級が顔を見せるのが片貝沖の魅力。
 クィックに、クィックにとしゃくると、コツンのアタリ到来。バシコーンと合わせると竿先がキュィーン、このCanCamな引きは…本命ハナダイでした。25cmと片貝サイズとしては小さめだけど、嬉しい一枚でした。

 ハナダイの他には、メバル、小アジが混じって、時おり大アジが掛かってきます。いったい海の中はどうなっているのだろう?というくらい、魚の種類は豊富です。

バタバタ暴れるので写真撮るのたいへん。レンズに跳ねをかけられてしまいました^^;。
 沖上がりの時間を迎えてみんなほくほく、大漁です。この日の主役はなんといっても大アジ。アジの場合は、ウィリーとはいえ食いが立ってきたら棚をフィックスさせて待つ釣り方が効果的です。この日は22mまで落として、コマセを振って20mまで上げて待つので、ヒット率100%でした。置き竿にしておくと、「こいつがアジなんか?」と思うくらい派手派手なアタリが到来します。


 港に帰って、昼ごはんのお弁当をいただいて、船長と会話。この日は沖に出なかった安川昭司船長も加わって、いろいろな釣りの話を聞かせてくれます。

大型船の多い片貝港ですが、東栄丸も例に漏れない大型船です。午後船にも出船しています。
 この日はイサキにはまだ時期尚早でしたが、これは初夏の不安定な水温のせい。6月に入れば水温も上がって、朝はイサキを狙っていきます。そして、イサキをひととおり釣った後はハナダイ。ハナダイの場所では大アジがバリバリ、というのが、理想的な展開ですが、リアリティはかなり高い展開です。

 船長いわく、「きのう食ったところは今日の朝一に攻めたところなんだよな。でも今日は別の根にいた。魚は毎日いるところが変わるからね」とのことです。ポイントの多さと船の少なさも片貝沖の特徴なんで、凪さえ良ければ誰でもバリバリが楽しめると思います。

 ウィリーの先針には餌をつけるのが片貝スタイルですが、つけ餌もオキアミ、イカ短、バイオワームと用意されていて言うことなしでした。今度、沖釣り入門者を釣れていきたいな、という船でした。

さて、大事なのは魚のお味。これがまた想定外に美味しかった。産卵できている乗っこみアジで、腹には真子や白子がぱんぱん。身も脂が乗って白味を帯びていて、刺身は癖もなく、塩焼は身がふんわり、美味しいアジでした。20mの水深でこの大アジが釣れるのも、乗っこみシーズンならではです。

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