F3.5 602 L4-A 零弐TB 使い倒しシリーズ 第3回  

  ターゲット ショウサイフグ 野毛屋
  釣行日 2006/06/18 釣り場 大貫沖

尺オーバー、白子ぱんぱんのぽっちゃりショウサイフグです
  さて、今年もやってきました。フグの白子の季節。ショウサイフグの白子は、数ある魚の中でも最上級。この食味を覚えちゃうと、タラやイサキの白子の美味しさも霞んでしまいます。

 昨シーズンは、この白子ぱんぱんのショウサイフグを、LO-01にスピニングリールで狙いましたが(そのときのレポート)、このショウサイフグのカットウ釣りはやはりベイトリールを使うのが正統派ストロングスタイル。

 というわけで、今回は零弐TB(Ttue Bait)にAmbassadeurの1601Cを組み合わせての出陣です。

零弐にはクラシックアンバサダがよく似合います。
 場所はいつもの大貫沖。私は昨年いらいほぼ一年ぶりのカットウ釣り。胴付きの針は使わずにカットウオンリーで攻めます。胴付きの針はつけても良いけど、この時期は魚が浮いた餌を追わないので、つけても1本か2本で十分。付け餌のオキアミはいまの時期はは配られません。

 軽くキャストして、カットウ針のハリス分を短くしゃくるの繰り返し。さっそくアタリがあって中サイズのショウサイフグ、抜き上げようとしたら水面で、ぽちゃん^^;;。ひさしぶりのカットウでシャクリのリズムがあっていないみたい…。

野毛屋のカットウ仕掛。とてもシンプルで、昔から変わっていません。7月にはスペシャルデザインの、健流カットウも発売になるので楽しみです。
 続いて今度は良型。30cmオーバーありそう。抜き上げようとして、タラシが長いなと思い、水面で一度止めてしまったのがまずかった。これもさようなら^^;。

健太郎船長のあきれ顔です。「でかかったら躊躇せずに抜き上げてねー!」

餌のエビちゃんです。蛯原友里ではなくてアルゼンチンアマエビ。
どうもリズムに乗れません。まわりではポツポツ上がっているのに、私にはアタリもなくなっちゃった。たまに釣れるのはザラのみ。

そうこうしているうちに潮が止まってアタリも遠くなって、バケツの中には1尾のみ…。とほほ。

健太郎船長からは「いーさん、もっと通わないとだめだよー。この釣りも昔から進化しているんだからー」との教育的指導を入れられてしまいます^^;。

次の時合からは、なんとかリズムを取り戻して、ぽつぽつフグも掛かってきました。やっぱりこの釣り、リズムが大事だよなー。ウィリーシャクリもそうだし、アオリの長竿もそうだし、もしかしたらエビタイもそうかもしれないけど、野毛屋で出してる釣りはどれもリズムが重要なのばかりです。

この日は仕立が入っていて、勇治船長のエビタイ乗合はフグ仕立で出動。どちらの舟も順調に釣れていました。この日はあいにくの雨模様。
  で、待望の尺越えがふたたびきました。このクラスになると引きは強くて、竿はずどーんと引っ張りこまれます。もちろん、零弐TBにとっては余裕のやりとり、というか楽しいやりとりです。

 こんどはしっかりとタラシを短くして、躊躇無く抜き上げたのはゴロンゴロンの35cmの♂、これが欲しかった〜。

 その後も順調に食い続け、ポイントを小移動してもどこらもフグは食ってきます。20人以上乗っているので、船全体では相当な数になると思います、300尾くらいかな。この時期にこんなに数がまとまるのは凄い好調なこと。

白子をこぼしている魚もいました。

  さて、後半は持ち直して、なんとか13尾まで伸ばしました。これだけの数がでれば、通常の年なら竿頭級の成績なんだけど、今年は好調年、13じゃ平均以下でした^^;;;。竿頭はなんと34尾@_@。夏のフグじゃなくて、白子時期のフグでこの数字は凄いです。

HPから、黒川健太郎船長のコメントを拾っておきます。

雨でも関係ナシ!!!って気合十分のお客さん達を乗せて、大群れポイントへ直行〜(^_-)-☆朝一から調子よく釣れて、昨日同様、ベテラン、初心者、初挑戦、貸し竿、みんな関係なく釣れて、3分の2以上の方がツ抜け♪船中数は300匹超え♪大白子持ち、爆発寸前ガマガエル級フグさん多数♪白子8割♪釣れすぎです(*^_^*)ガマガエル級フグって、引きはサバ、イナダの様に走り、重く、釣り上げた瞬間「でか〜い!!!」「コレってショウサイ!?」って疑っちゃうくらいビックリしますヨ(*^_^*)今、1番熱い釣りです♪さあ、明日もこの調子で釣れるように情熱魂で頑張るので是非遊びに来てください。宜しくお願いしますm(__)m明日発売の【釣場速報】にフグ記事が載ってます(^_-)-☆取材日の釣行だけでなく、簡単ではありますが釣り方の説明も出てます。勉強になるかも★是非買ってくださいm(__)m★けん★

タッパーの中にあるのが白子。バケツにあるのが身です。これらはどちらも毒のない部位です。昔はほとんど全員が自分で捌いていたんですが、最近は減少の傾向にありますね。
  さて、釣ったフグは私の場合は船の上で捌いてしまいます。もちろん、捌けない人でも港で処理をしてくれるから心配無用。

  帰り道でフグを次々に身欠きにします。雄の場合は白子はもっとも貴重な、美味な箇所。別のタッパーに入れて、大事に持ち帰ります。

 毒のある部位はバケツにまとめておいて、船長の指示に従って処理しましょう。勝手に海に捨てたりするのが御法度なので注意してね。

 さて、この白子。毎年毎年書いているけど、この魚のこの白子は今しか食べられない。身をそぎ造りにした刺身をポン酢で食べるのももちろん美味しいけど、なんていっても白子のフライは絶品です。

  さて、釣技に関してですが、この日は健太郎船長からダメ出しくらってしまいました。次回は近代フグ釣法を教えてくれるそうです、それマスターするまではエビタイに乗船禁止だって、キビシーッ^^;;;。

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