F3.5 602 L4-A 零弐TB 使い倒しシリーズ 第4回
ターゲット | シロギス | 船 | 忠彦丸 | ||
釣行日 | 2006/08/14 | 釣り場 | 中ノ瀬 |
ひったくるようなアタリで針を飲み込んだ良型シロギス。胴付き仕掛のシロギスは慣れない人でもそれなりの釣果を上げるメリットがあるようです。 |
EFシリーズはいろいろな釣りに使いまわしのきくロッドなんだけど、表看板はシロギス釣り。特に零弐TBは、ベイトリールでのシロギス釣りを快適にした、市販では始めてのタイプだと思います。キス竿といえば、どのメーカー、どんな竿でもスピニングリール仕様で統一していたわけで、ベイトでキスをやろうとすると高い足のガイドでカッコ悪かったりが悩みでした。
まあ、キス釣りで無理にベイトを使う理由もなかったんですけどね、キスはスピニングで必要十分な釣り。
ただし、最近やる人が増えてきた胴付き仕掛のシロギス釣り、これはもしかしたらスピニングよりもベイトの方が使いやすいんじゃないのかな?とふと思い、今回は胴付き仕掛で通してみました。
大型船が並ぶ忠彦丸の船付場、一番手前がシロギスの半日船。 |
胴付き仕掛は、テンビンは使わないで、極小のクレンサルカンなどの接続具から、捨て糸式のオモリと、1本針を出します。長さの関係は潮の速さや魚の活性で変化させるのですが、ここらは私にはまだよくわかんないので、捨て糸15cm、ハリス30cmの仕掛を船でちゃちゃっと作って釣り開始。
忠彦丸のまこと船長から釣り方を教わると、テンビンが引きの操作でアクションを出すのに対し、胴付きは送りの操作でアクションを出して食わせる釣りとのこと。なるほど、これで私はだいたい理解したのですが、詳しくは船長に聞いてください(と、詳しい説明は長くなるので省略^^;;;)。
左の下に見えるのが胴付き仕掛のオモリ |
しかし、すべて針が飲み込まれている、これは魚まかせの釣りになっていると思い、積極的に糸を動かしてアタリを出すようにして、モタレであわせるようにすると、口に掛かる率は若干あがりました。しかし、それでもまだ飲み込まれることが多い。まあいっか^^;;;。
親子連れも多く、子供もしっかりキスを釣っています。おそらくこれは仕掛けの効果だと思う。胴付き仕掛だと、糸を張っておきさえすれば、潮が利いている時間帯は餌が浮き上がり、ちょうどシロギスの就餌に都合のよい状態が作られている感じ。キャストしてのリトリーブや、シンカーをステイさせてのシェイキングなど、難解な英語の技(笑)を使わなくても大丈夫、つまり義務教育で英語を習っていない小学生でもOK、それがダウンショットリグです、あれ?^^;
冗談はともかく、1本針で仕掛も扱いやすいし、キスのアタリははっきりでるし、胴付き仕掛はシロギス入門者にはうってつけの仕掛じゃないかな?と感じた次第です。
Caplio 500G Wideで撮ったバケツの中のシロギス。この手の写真は難しいですね。 |
キスのモタレはとりやすいし、強烈なアタリも送ってくるときもあるし、餌の飲み込みも良いし、シンプルな分仕掛けの消耗も少ないし、なかなか優れた仕掛だと思います。もともとは手バネの仕掛ですが、古き川袋に新しい酒、てな釣り方ですね。
さて、零弐TBの使い勝手を書くのをすっかり忘れていました^^;;。これまで何度も書いているように、零弐の武器は超鋭敏な感度です。それも穂先が揺れるような視覚的な感度ではなく、モタレのような微妙なアタリさえも手元に伝達する感度、これは近視乱視のツリオヤジにとってとても強力な武器になります。
糸を送って、張って、また送っての動作の中で、キスが餌を吸い込んだときのモタレをキャッチして、スムースに針に乗せる操作を演出するに、零弐TBは最適なロッドだといえます。
この日の釣果は34尾、良型が揃いました。 |
まだまだやり込みが足りないので、これからのキス釣りでは両方とも試してみようと思ってます。ハリスと針さえ持っていれば、船の上で調整しながら作れるのもキス仕掛の良いところです。