F3.5 652 L/P-A 零弐 使い倒しシリーズ 第11回
ターゲット | ショウサイフグ | 船宿 | 千倉・千鯛丸 | ||
釣行日 | 2007/01/27 | 釣り場 | 千倉沖 |
652モデルは、これまで50号-100号の重いオモリの釣りに使っていた。しかし、感度と操作性は602モデルと同等。であれば、オモリ25号前後のカットウ釣りに向いているのではないか、と思ったのが使ってみようと思った発端。 |
外房はオモリ25号のカットウを使う。もう少し軽くしたいところだが、ウネリが大きい日の仕掛けの安定性を考えると、オモリを重くせざると得ない。
東京湾のショウサイフグには、昨年に野毛屋プロデュースの健流フグリミテッドが発売され、この竿が今後のスタンダードモデルになるだろう。また、LO-01、零弐TBでも十分に通用することは実証済。
しかし、25号を使う外房ショウサイフグロッドには、なかなか納得できる調子のものがない。市販品は1.5m前後だが、これだとウネリを竿でいなすのが難しい。むしろ1.8-2.1mのカワハギ竿でも良いが、操作性と感度がもっと優れた竿が欲しい。そこで使ってみようと思ったのが、この竿だ。
この日は西の強風で条件が非常に悪かった。それでも船長は良型狙いで粘り、23尾の釣果。 |
しかし、Fリチャーズの竿は、手に馴染めば思い通りに仕掛を動かしてくれる操作性の高さがある。この日も、カットウを極めて小幅でしゃくる操作性を発揮、さらにカットウに触れるフグのアタリを手元に伝えてくれる感度も申し分はなかった。
ふわっと優しくしゃくる、そしてフグが触ったときは、追い合わせをくれる、ここから後はF3.5の本領が発揮される。竿先がくっ、と入り、ショウサイフグの引きを竿が受け止める。竿は気持ちよく曲がり、あとはリールを巻き上げるだけ。
餌はアオヤギ。常連さんの中には自分で用意していく人が多いが、船長に頼めば用意もしてくれる。 |
しかし、フグからのアタリは千倉沖としては悪い。良い日ならトップで70,80に届く日もあった状況だが、この日はアタリが渋く、餌もとられない。
カットウは1本だけ。私ははどこの釣場でも、これにはコダワリたい。カットウはあくまで誘いの釣り、寄ったフグを針ガカリさせるためには、カットウ針は1つあれば十分だ。
ビシマ釣りの餌で御馴染みの「冷パン」。冷凍アカエビだ。1パック900円と割高なのが欠点だが、外房でもエビ餌のフグの反応は良い。 |
餌はアオヤギ、これに冷凍アカエビを持ち込んだ。どちらでもOK、食いに違いは見られないと思う。
カットウの上に胴付き仕掛を付けたが、これに食ってくるフグの割合はほぼ東京湾なみで、20%くらいというところ。やはりカットウに食ってくるフグが多い。
びっくり外道のハナダイ。カットウの餌針をしっかりと食っていた。アオヤギに食ったのも珍しいが、それよりもびっくりしたのはここの水深。だって15mしかないんだもの、こんなに浅いとこにこんな良型のハナダイがいるとは…。 |
さて、千鯛丸のフグ乗合だが、もともとは平日の予約が少ないときに、常連さんが「フグ釣りたい」というので始めた種目。いまの時期の看板はヒラメ、ヤリイカ、深場なので、鈴木船長はあまりフグ釣りには積極的でない様子。船が空いているときに常連さんがきてくれるくらいで良い、というアルバイト間隔な乗合だ^^;。
千鯛丸は、最初に予約を入れた人の希望の釣りもので乗合の募集をかけるというシステムだが、ヒラメやヤリイカは1人であっても希望を聞いてくれるが、フグの場合は土日に募集してもなかなか集まらないことが多いので、最初に予約を入れるときには、(1) 平日にフグの希望を出す、(2)何人かでまとまって土日にフグの希望を出す 、のどちらかにした方が良いだろう。もちろん、HP上でフグ乗合の募集があるときには、平日土日問わずに乗船可能だ。・予約
先述のように、最初の予約で乗合を募集。ただし、ハイシーズンの釣りもの(マダイ、ヒラメ、イカなど)が好調な場合には、これらの中から乗合を募集する場合もあり。
・仕掛け 25号のカットウ釣りだが、他のお客さんに迷惑にならなければ自由にどうぞ。例えば、胴付きの食わせ釣りでやってもOKだし、カットウと胴付きの併用もOK。
・餌
あらかじめ船長に頼めばアオヤキは用意してくれる。甘エビ、オキアミなどは各自持ち込み。