F3.5 652 L/P-A 零弐 使い倒しシリーズ 第19回  

  ターゲット ショウサイフグ 船宿 大洗・昭栄丸
  釣行日 2007/11/04 釣り場 大竹沖

 さて、鹿島に続いては大洗へ。ここの釣り方は実はまったくわからなかった。鹿島のフグ釣りが終わったら船宿に電話して、「釣り方はカットウでよい?」「オモリの号数は?」と聞いたくらい。

 で、結論から言えば、鹿島と大洗のフグ釣りは同じスタイルです。荒根の上の反応にぶつける、おっかけフグの空中戦。場所も重なって同じところを流すことがあります。ひとつ違うところは、オモリが鹿島25号に対して昭栄丸は40号と重いこと。

 一般的にオモリが軽い方が誘いはやりやすく、アタリも取りやすいんですが、中層にカットウを置いて食わせる釣り方では、あまり軽いオモリだとオモリが余計に動いてしまうデメリットもある感じ。一概にどの重さがベストかはまだ言えないけど、40号もありかな?という気はします。まあ、この地区の釣り人は他のハナダイやカレイでも40号を使うケースが多いので、それとあわせる方がロッドなどの使い回しが効いて便利という理由もあるでしょう。

 例によって前夜に港いりし、車で仮眠。今回は空いていた右のトモへ。4時半になると軽トラで船長と女将さんがきて、受付開始。ここの餌もアオヤギだけど、2パックが料金に含まれています。

 しかし、茨城でもフグ釣りの人気はすごい。昨日は幸栄丸はほぼ満船。近くを流していた不動丸もほぼ満船。大洗の昭栄丸もこれまたほぼ満船。フグ人気の高さが伺えます。ちなみに、昨日の幸栄丸には、鴨居きよし丸のお客さんも乗っていて、しっかり竿頭でした^^。各地を転戦するフグオヤジはわたしだけでなくたくさんいそうですね^^。

左写真: 船で買った40号のカットウ。10-30号のカットウは自作して常備してあったけど、さすがに40号はなかったです。

 さて、釣りの方は昨日と同じ状況。潮が明るすぎて、フグの反応はいまいち。船長の苦心のチェイスが今日も繰り返されました。

 さて。この釣りに適した竿ですが、外房用として売られている極先調子の1.5m前後のモデルはたぶんダメでしょう。

 というのは、外海のウネリの中で、仕掛を中層に固定しようとすると、短い竿、硬い竿ではやりにくい。極端な話、メバル竿みたいな軟調ロッドで揺れを吸収するのが良いと思う。でも、メバル竿だと操作性と感度に難がある。

 そこで、この釣りにベストな竿は、ちょうど今使っている、零弐タイプの6.5:3.5調子、さらにもうちょっと柔らかい竿がいいと思います。零弐で十分ですけどね。

 フグのアタリは微妙かつ多彩。これらのアタリをしっかり取れて、仕掛を安定させて、さらに40cm級のフグを引っこ抜くパワー、これが竿に求められる要件です。

左写真:釣果は昨日よりちょっと伸びて14尾。頭は19尾でした。

 さて、昼近くにはすっかり日も照ってきて、良い陽気になりました。フグはそんなに数はでなかったけど、型が良いので釣り応えは十分。

 残るターゲットはは日立久慈の、乗っこみフグです。これは今年はもう出船しないので、来年の6〜7月になったらトライしてみます。

 年々高まるフグ釣り人気、各地釣り方は違うけれど、きっとその中には共通な要素は多いはず。ユニバーサルなフグ釣りを探求しながら、フグ行脚は続きます。

左写真: 2隻で操業の昭栄丸。この日は、左がヒラメ船、右がフグ船でした。

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