このスタイルの特徴は、中オモリ、テンヤとも軽量なこと。トータルで10号の仕掛重量は、マダイ釣りではもっともライトタックルと言っても良いでしょう。
棚取りは、海面からテンヤまでの長さを道糸の印でとります。ナイロンの道糸には5ヒロ単位で目印をつけます。
狙う水深は20〜70mほど。 船長は糸がまっすぐに立つように船を操作しながら流します。時にはわざと仕掛を引っ張り、浅くなった根の上を越すような操船も見られます。
釣り人は船長の指示分糸を出し、9〜11秒おきに竿をあおってしゃくりを入れながらアタリを待ちます。合わせは竿を立てたまま道糸を手にとり、魚の重量が乗るまで数手手繰って行います。
竹岡シャクリの特徴は、棚は基本的に船長の指示を守ること。自分で棚を探ることも可能ですが、水深や糸がどれだけふけているかの情報は釣り人には得にくいため、自分で探る場合には指示棚から多少上下を探ることになります。
この釣りはかなり頻繁にしゃくりを入れます。これはマダイへの誘い、アタリを効く、道糸のフケを緩和するなどの効果があります。