良型3連提灯 東京湾アコウ  2006/2/26   金沢八景 一之瀬丸

  今年から開始した一之瀬丸アコウ乗合。さっそく取材に伺いました。詳しい解説とレポートは、つり丸の2006年4月1日号(3/15発売)に臨場感溢れるレポートを書いていますので(ほんまかいな?)、そちらを御覧になってください(^^)。

 取材当日は激しい雨。おかげで一眼レフのカメラをお釈迦になりました^^:。しかしながら、左の写真の4.5kg, 3.0kg, 2,2kgの3連提灯が実現。トータル9.7kgは持ち上げるのにも一苦労です。

 このページではちょっと違った観点から東京湾アコウに触れてみます。

 さて、相模湾、東京湾の手軽なアコウ釣りについては、私のサイトでも紹介してきました。相模湾では、まさみ丸アコウ東京湾では千代吉丸アコウです。

 手軽なアコウ釣りの条件は、まずは道具立てが軽いこと。これはオモリの重さとか竿やリールのスペックというよりも、仕掛の使いまわしができるかどうか、という点かなと私は考えています。つまり、浅場のごく一般的な釣りと同じく、仕掛を上げたら餌をつけなおしてまた使う、というごく当たり前の操作ができること。これができるかどうかが、手軽かどうかに直接つながると思うわけです。

   東京湾のアコウは仕掛再利用方式。激しいオマツリがなければ、一日に1組の仕掛で済みます。まあ、サメが掛かったりして枝針を交換することはありますが、これは浅場の胴付き釣りと一緒です。

 手軽である、と言えるもうひとつの条件は、貸し道具があること。東京湾アコウはCX-4クラスのリール、オモリ負荷200号前後の胴付き竿と、比較的コストが低い道具で可能ですが、それでもこれから深場釣りを始めたい人が道具を揃えるのはちょっと勇気がいります。宿で貸し道具があれば、ソフトウェアで言えばトライアルバージョンの釣りができるわけです。

 一之瀬丸アコウは、仕掛は5本針で可能だし、貸し道具は7セット用意されています。深場初めての人でもエントリーできる手軽さを備えています。こういうように、深場釣りを、まずはやってみようと思わせてくれる環境が、深場釣りファンを増やすのには大切なことだと思います。

上がり間際2本目の4.5kg。水圧に負けていなくて綺麗な目で上がってきました。
 さて、前置きが長くなってしまいました。金沢八景の一之瀬丸のアコウは2月に開始。もともと、東京湾口アコウは一昨年まで新安浦の千代吉丸が乗合をだしていたポイントで、当時は大型はでるわ、船中50本の大釣りは出るわで、沸いたところです。TERUさんなんて釣場速報の取材で5kgのビッグサイズを上げてたし^^;;.。

 諸々の事情で乗合出船がなくなり、昨シーズンは乗合はなかった(私は成銀丸の仕立で行ってたりした) です。過去の実績からも、今回の一之瀬アコウはとても楽しみでした。

この釣りにベストマッチ。ディープインパクトプロスペックI。

さて、実際の釣りは富浦沖の40mラインで開始されました。とはいっても、大雨の日なんで場所は自分ではわかりません。

 一之瀬丸のアコウ船は両舷流し。一之瀬徹也船長の操船がこれまた器用です。右のミヨシから順に投入、右が終わると次は左のミヨシから順。言葉で書くと簡単なんだけど、一人の投入が終わるたびに、船の位置を微妙に調整します。この日は結構上潮が速くて釣りにくい日だったけど、オマツリはほとんど無し。深場船は船長の操船技術も釣りのうちだなと実感した次第。

 ハイライトは2投め。私の竿先にはっきりしたアタリが到来。その後は送り込んでアタリが続いてます。巻き上げも同時で、まずは右舷から。次いで左舷の番。私は左舷のミヨシです。竿にじわじわと重みが伝わり、途中の引き込みがあるけど、それが小さい。いかにもアコウ、しかも数ついてそう。

宿で用意の餌はサバ短冊と赤染めイカタン
  リングを取るとオモリの重みはなし。海面からボカン、ボカンと赤い塊が浮きました。この時の感動は、アコウ釣りならではです(^^)。そして、仕掛をたぐりよせるときの微妙な重みと手繰る時間、これがまた快感。最後に、えいやっと魚を抜き挙げる瞬間が楽しみのフィニッシュ。釣りやってて良かった〜と思える瞬間です。横たわるアコウを見てしみじみそう思いましたわ。

 こう書いていると快適な釣りみたいだけど、実はこの日は大雨に冷たい北東風とかーなりの悪コンディション。さすがに私がうまくいったのはこの流しだけでした。船ではその後に1.5kg、さらに上がり際にまたもや4.5kgが登場し、型は申し分なし。陽気がよければ、もっと数は伸びるはずです。ポイントもまだまだたくさんあるはず。

下田漁具のリング、浅草釣具の中オモリ、ミヤマエのフラッシュカプセル。
 東京湾や相模湾のアコウの好機はこれからです。富浦沖は4月以降の春シーズンにアコウが固まる場所、とは松輪の深場が得意な船長の話。これから数型とも伸びていくんじゃないかと予想します。

 あと、タックルについてちょっと書いておきます。

 竿は300号に耐えられれば使えるんだけど、深場釣りもやはり良い竿を使うと楽です。なによりも、アコウ釣りの場合は感度が大事。オモリがトントン底に付くのを察知するんですが、潮がよれているとわかりにくいこともあります。そういうときは感度の良い竿が役に立ちます。それと、深海アナゴやオキギスなどの外道のアタリを拾ってくれること、それらと本命アコウのアタリの区別をするのは、やはり感度の良い竿に尽きるでしょう。

 リールはミヤマエのCX-4がコスト、耐久性、パワー、過去の実績、すべてにおいて安心して使えます。これにPE8号800m巻いて価格は50K前後。伊豆のアカムツ、クロムツ、アラにも使えて汎用性も十分。

藤井商会の深海バケ
 針数は一之瀬丸では5〜10を推奨していますが、5本で十分でしょう。私はこの日は6本でやりました。特に風がある日などは針数を少なくしたいです。5本でも提灯には十分な本数ですから。

 リング、フラッシュカプセルはあった方が便利。貸し道具を利用する人は、何かしら発光体を用意していく方がいいと思います。フラッシュカプセルでなくとも、最近は深海用の安いライトもでていますから。

 中オモリは、私は使います。これは好みでしょうか。

 針も、TERUさんや釣り友のタナカマコトが実績を上げている藤井商会の深海バケを今回は使ってみました。でかいのはこれに食ってきました。実績が高い針です。

 とめどもなくなってきましたが、一之瀬丸のアコウ乗合は深場エントリーにうってつけです。これから深場を始めてみたい、と思っている人にはオススメできます。船長は初めての人には丁寧に教えてくれるので、船上ではなんでも聞いてみてください。

 

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