ホットでヒートなカモシヒラマサ

カモシ釣りが熱い釣りというのはこのページでも紹介していますが、ヒラマサ狙い、それも入れ食い時はもっともコーフンする瞬間であります。

 このところずっとヒラマサが良型交じりで上がってます。いきたいいきたいいきたいと思ってたんですが、取材が入ったり、大分いく用事があったり、仕事休めなかったりでやっと行けたのは11/22のこと。宿は今年はお世話になることが多い御宿岩和田の太平丸。

 「はいやって、30ヒロおとしてー」の合図で仕掛けを入れて、思いっきりカモしながら棚にあわせます。「ちょっと上にしてー、28ヒロ」「もうちょっと上かな25ヒロ」の指示に棚を合わせると、竿先がバタバタ!いいぞー、一投げめからきたぞー(^^)。

 ヒラマサ、特に大マサのスタートダッシュは脅威です。竿を手に取り、「さあ、走るなら走れー!」と臨戦体制。でも、走らない…^^;。ありり?と思いグッと竿を煽って刺激してやると、青物特有のギューッという締め込みがあるんだけど、ダッシュはなし、12号ハリスに合わせたドラグからも糸がでてかない。すんなりと上がってきたのは2.4kgの小型のヒラマサでした。

 ええんじゃええんじゃ、釣れればええんじゃ^^;。食べ頃サイズでむしろ嬉しいわい^^;;;。

 朝の一投めで型をみられたので気分が悪いわけはありません。次は10kgオーバー食ってくれー、20kgでもいいぞー、と虫の良い願いをしながら釣ってたら、この日はこれ一本の釣果に終わってしまいました。はははのは^^;。

 さて、船中はというと、同時に3本突っ込んだ、熱い、熱いぞー!こういう雰囲気が青もん釣りの楽しさだ。一人はスコーンと竿が戻った、ハリス切れ、「止まらなかった、でかかったのに」と苦渋に満ちた表情、熱いぞー^^;。次の人。ハリスを取った、あと一息、しかし、糸さばきが悪い、ヒラマサに走られて針はずれ、あわわー^^;。「あんなに引くとは思わなかった、残念」と悲しそうな表情、熱いぞー^^;。3人目には無事4kg級を取り込み一安心。船長はアナウンスで「どんどん竿振ってー、魚食ってるよー」とハッパを掛ける、いやー、北東の強風で寒い日だけど、船上はヒートアップ!

 その後もしばらくアタリの良い状態が続き、ブリに近いワラサまで顔を出す。朝の時合が過ぎてアタリは遠くなったけど、納竿時にはこの日最大の5.4kgも顔を出し、今日の釣りは終了。太平丸は船中7本でしたが、良い船は15本というのもありました。太平丸だってここんとこ絶好調、おとといは10kgオーバーあげてるし、昨日は8kgもでている。大小交じり、数もでて、まさにカモシヒラマサ絶好調シーズンでした。
みなはん、 いくなら今でっせ!

おまけにヒラマサとワラサの見分け方ワンポイント。たいていの船長は「そんなもん、見ただけでわかるっぺおー、ぜんぜん違うだおー」と言います。確かに色と雰囲気が違うんだけど、ヒラマサをしょっちゅう釣らないツリオヤジには人目判別は難しいのも事実。

上の写真で、イエローラインと胸ヒレの重なり具合を見てください。左の写真では重なっていて、右の写真では離れているのがわかりますか?重なっているヒラマサの特徴で す、ワラサの場合は胸ヒレとラインが離れているのです。

あと、口の角の角度でも見分けられます。左のヒラマサの写真は口の角が鈍角になっていますが、右のワラサは鋭角です。

2002/11/22 Yasurhito Ii

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