東京湾から本格アコウ乗合開始 − 剣崎沖アコウ

アコウ釣りというと、ヘヴィなタックル、タフな海でのハードな釣り、というイメージを持っている人が少なからずいます。アコウは釣ってみたいけど、治具に巻いた仕掛けを何組も用意するのは時間とお金が掛かるからなぁ、という人も多いです。もちろん、治具を使った正統派ストロングスタイルの深場釣りはそれ自信の楽しさがあるでしょう、しかし敷居があるのもまた事実。ライトタックルで楽しめるアコウ釣りとしては相模湾の乗合があり、以前にここで紹介しました。今回は、3月末から東京湾で始まったアコウ乗合の紹介です。

いっとき、久里浜港からアコウ乗合がでていました。しかし現在ではでていなく、東京湾出船のアコウ乗合は姿を消したかに思えました。それを始めたのが新安浦の村上釣船店(千代吉丸)。予約乗合での出船で、オモリは300号、針数は6-8本で仕掛けは一日通して使うという、相模湾とほぼ同じスタイル。攻めるポイントは剣崎沖、城ヶ島沖、ときには沖ノ瀬まで足を伸ばします。

実は、1回目は取材で伺いました。当日は3kgの良型を中心にほとんどの人が型を見る好調日。しかし私は蚊帳の外^^;。この模様は5月15日号で紹介しますので、ここでは省略^^;;;;。で、悔しくて仕事抜きで翌週リベンジとなったのが、今回の釣行でした。

当日はあいにくの悪天候、それでも全員が型をみることができて、私もキロ弱のアコウをゲット。とりあえず気がすみました^^;。で、アコウの外道に混じったのが、東京湾では珍しいキンキ(和名キチジ)です。以下、アコウ釣りではなくてキンキの紹介ページになってしまいました^^;;;;。


剣崎沖の水深500mちょいで釣れたキンキです。珍しい魚なんでびっくらこいた。煮て食べたんですが、アコウよりも身がしっとりしていて脂がのっていました。 が、なにぶんキンキ釣ったのは初めてで半信半疑状態でもあります。だりか鑑定してくり^^;。

↑抜き上げたときはユメカサゴと思ったけど、色と体表の感じがぜんぜん違います。ウロコはとげとげしくてざらざらしてます。 水圧にも負けずに元気一杯。釣りあげたときはもちろん、氷水の中で持ち帰っても、まないたの上でピンピンしてました。オニカサゴ並みの生命力です。

 ← アコウと比べると、胸鰭の形状が違うのがわかります。

 ←胸びれはユメカサゴのよう (写真クリックで拡大)

 ←背びれの後方が黒くなっているのがキンキの特徴 (写真クリックで拡大)

 ←背びれと胸びれが一望できる図 (写真クリックで拡大)

 ← おまけのチョッピ^^;。こんだけ型がいいと刺身にできます。 この日は他に、オキギス、ドンコ、深海アナゴ(?)が混じりました。他には、ユメカサゴ、キンメが混じることもあります。

 ←  刺身は淡白な白身。みかけはグロイけど味はあっさり。トウジンとも呼ばれる魚で、伊豆では鮨ネタとしても珍重される魚です。アップで見るとなかなか可愛いです。 でも、変な魚^^;。

2003.04.20 Yasuhiro Ii

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