仕掛けの自作

ここんとこ、仕掛けを作ることが減ってきたように思います。まあ、コマセダイなんかは針と糸を結ぶだけなんで、船の上で作ることにしてますが、それ以外の釣りの仕掛けを作ることが減ったです。家でWebみたいなどのPCに触る時間が多くなったせいかもしれないけれど、仕掛け作りへの情熱が薄れてきたのもあるかもしれない。

いまこれを書いているのはAM2:00くらいなんですが、数年前は家族が寝静まったこの時間に、ビシマ糸作ったり、スミイカテンヤを作ったり、ウィリーを巻いたり、週末に行かない釣りでもストックを作るためにしこしこと作業をしていたものです。

最近はそういう事がないんすよね。週末の釣りものが決まって、支度を始めるのはだいたい前の晩。道具をバッカンに入れておしまい。イカやタコのテンヤは去年のが使えるし、アジやタチウオなんかは船宿で買えばいいや、という具合で、自分で作らずに済ませてしまいます。今年に入ってから真面目に仕掛け作っていったのは…イサキくらいかな…。あんまり良い傾向とは言えません。

「仕掛け作りは夢を紡ぐこと」の名言は盛川編集長によるものですが、このエッセイを読んだときは、とても共感を覚えたものです。自分で作った仕掛けで釣る方がより面白いし、仕掛け作りに工夫をこらしたり仕掛けの意味を考えることは技術の向上にもつながります。なによりも、明日の大漁を想像しながら仕掛けを作っている時間は釣りをしているのと同じくらい楽しい。

こないだヤリイカ釣りにいったときは、前の晩に眠くて早く布団にはいっちゃった。で、船の上で作ることになるんですが、それだと間の間隔が不一致だったりして、あまり格好良い仕掛にならないです。以前なら、配色を考えて、下から微妙に間を広げてなどと気を使いながら作った仕掛けをダンボールに巻いて持ち込んだものです。アジなんかも、ちゃんと季節ごとに針の大きさや間などを変えながら作っていったもんですが、昨年なんかすべて船宿仕掛けで釣ってました^^;。

まあ、仕掛けにあれこれこだわらなくてもそこそこ釣れるのでいいや、という妥協(堕落?)もあるでしょう。それと、仕掛け作りにコダワラナイと釣れない釣りにあまり行ってないということもあるかもしれません。

ハナダイのウィリー仕掛けなんかは、事前に作っていくことが必須ですし、クロムツなどの根魚も自作の仕掛けで釣りたいものです、こういった釣りに最近とんと御無沙汰してます。こういう釣りにもっと行かないといかん、と考える今日この頃であります。

なによりも一番恐いのは、これまであれこれと仕掛けを作ってきたのに、その勘どころをを忘れてしまうことです^^;。とりあえずこの三連休はなんかの仕掛けを作ってみようっと。

2001/9/22 Yasuhiro Ii

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