スワッピングでロッドのバリエーションを増やそう

 スワッピングといっても、メモリに溢れたプログラムがディスクに退避されることではありません。ましてやHな意味もありません^^;。

 ←写真の左側は、シェークスピアのフルメタルジャケット20LBS。近年流行のライト泳がせにうってつけのワンピースロッドです。ジンバルも付いてて、酢短ティングで気合を入れての青もん釣り用。

 右側はテル岡本プロデュースのディープインパクトプロスペックI。専用竿で、300号〜500号のヘヴィなオモリをしょってのキンメ、アコウ、さらにはベニアコウと深場をステージとする専用竿。

 メーカーも用途も違う竿で、一見、なんの関係もなさそうですがひとつ共通点があります。それはバットのネジ山。メーカーは違いますが、どちらもAFTCOのUB1と同じ規格で作られています。ということは、バットがそのまま交換可能ということ。

フルメタルジャケットのチタンコーティングバットと、インパクトIのアルミ黄金バットではこれだけの長さの違いがあります。対青物にはバットエンドを腹に当ててためるので、バットとリールの間にはそれなりの長さが必要。これに対して、深場釣りではキーパーセットのままの釣りになるので、長いバットは邪魔になります。

 それぞれ、用途にあったバットの長さを持っているわけです。

交換してみるとこんな感じになります。左がフルメタルインパクト(なんじゃそりゃ?^^;)、右側がディープジャケット(意味わからん)。

 で、ここで言いたいのは左のほう。フルメタルジャケットは200-250号のオモリを使ったクロムツやアラ釣りにちょうどいい感じ。深場釣りにディープインパクトのショートバットをつけると、これが実に具合がいいです。新しい竿が増えたという感じ。

 フルメタルは深場釣りにもちょうど良い調子なんですが、バットを替えることで深場釣り専用竿に近い使いやすさの竿が出現しました。

 対して右の方は....まだ使ったことはないんだけど、300号のオモリを使って手持ちで積極的に誘いをかけて、巻き上げ時も手持ちで揺れを吸収し口切れを防ぐアカムツ釣りに…使えるかもしれないけどかなり疲れそうなんであまりやる気にはならない^^;。まあ、こっちの組み合わせはあんまり使い道はないかな^^;。

 バットはいろいろ種類がありますが、実は共通の口径が多かったりします(代表的なのはAFTCO仕様のUB1, UB2)。組み合わせを変えてみることにより、まるでDDSの合体のように意外な使いやすさの竿が出現することがあるというお話でした。

 

2004/5/27 Yasuhiro Ii

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