金沢八景/野毛屋 雨中のカイワリ爆釣

この週末は台風16号の九州接近で、前線が活発になり雨模様。台風のウネリが外海にはいってきてるので、天気予報は海山は大荒れというおおげさな予報。実際には、普通の雨の日とそう変わらないんですけどね、そのせいか釣り人の足は重く、出船してない船宿もちらほらの状態でした。

 前日の土曜日は、勇治船長のエビタイ船で第三海堡へ。この日は3.1kgの良型マダイが顔をみせたけど、船中1枚のみ。ボーズをくらって港へ戻ると、俊之船長がウィリータイ船が釣った(釣れすぎた?)カイワリをおみやげにくれました。ウィリー船は、マダイ、ハナダイも6-15枚と好調ながら、交じりのカイワリが45-64尾と驚異的な食いっぷりでした。こりゃ行くしかない、というんで翌日に再度野毛屋へGO。

 予報は曇りで北の微風。これが本当なら絶好の釣り日和なんだけど、予報は外れるのが常。釣場は来たの強風で、どしゃぶりの大雨でした。ポイントは久里浜沖、海底から10mくらいまで探るとのアナウンス。

 朝の時間は下げ潮。これがまたかっとび。ナライで上潮が速い上に下げが効いてるんで始末に悪いです。オマツリこそないものの、思うようにしゃくれず苦戦。昨日は潮が緩やかだったとこのことだけど、東京湾でも日によってがらりと変わるのが潮の流れです。

 速潮の中、カイワリ、マルアジがぽつぽつ。10時をまわり潮が反対になると、やっと仕掛が安定してきてしゃくりやすくなってきました。こうなると、マダイ、ハナダイがぽつりぽつり。マダイ狙いでは底でスローなしゃくり、ハナダイのアタリがあれば、中層までクィックなシャクリで狙いわけます。マダイ、ハナダイの他に、イサキ、カイワリ、マルアジ、マアジ、カサゴと、アタリは活発。

 魚の活性が高まると、左の魚探の写真のように反応がうわずります。この日はハナダイ、カイワリが中層に浮いていました。根の際ではイサキもあたってきます。マダイは底近辺で食ってくると言う状況。とにかく、なにかしらの魚があたりっぱなしで休む間がないです。後半はクーラーに入りきらなくなるので、マルアジやイサキはリリース状態。 タイのアタリは多いんだけど、すっぽ抜けやハリス切れもちょくちょくでした。

 釣果はマダイ2、ハナダイ1、カイワリ22、イサキ2(他はリリース)、マルアジ7(他はリリース)、マアジ3という大漁でした。タイやカイワリは引きも強くて、2.1mの短竿が絞り込まれる釣趣も抜群。

 食味の方は、この時期特に旨いのはハナダイとカイワリ。これから東京湾ハナダイは脂が乗って美味な時期になります。カイワリも同様で、春先よりもこれから冬にかけてが旨い時期。ハナダイは塩焼、カイワリは刺身、塩焼がもっとも味が引き立ちます。

 カイワリが釣れる時期はきまぐれ。8月にこれだけ釣れるのは珍しいです。例年なら、秋から冬にかけて、大釣りのチャンスがあるとこです。また、これから水温が下がってくるとイナダが混じってきます。短竿でのイナダとのやりとりは、ワラサに負けず劣らずの楽しさです。タイも好調時にはトップ50枚以上を叩き出す強力な釣りなんで、秋にもういちどいってみようっと。

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