昔とった杵柄のアコウ釣り 剣崎松輪/成銀丸  

 「常連さんらでアコウでるからよぉ、いいさんもこないか」とのお誘いは成銀丸の山田正美船長。こんな嬉しいお誘いは二つ返事でOKです(^^) 先月は4kgを頭に7尾とった人もいたそうな。

 当日集まったのは9名。300号オモリで8-10本針の投げ込みで釣ります。正美船長といえば、得意なのはマダイ釣り、「アコウの場所なんて知ってるの?(笑)」と聞いてみたら、「なにいってんだよ、アコウ釣りを最初に始めたのは剣崎で、うちや一義さんや喜平治さんだぜ!」と返ってきました。「今では千葉とかの方が有名だけどよ、うちは30年以上前にやってたよ」。正美さんが高校生の頃だそうです、じゃわたしゃ中学生か、その頃は深場釣りなんてやっとらんので知らんかった^^;;。

上写真:この日唯一のアコウ、45cm。

そんなこんなで深場釣りの歴史を探訪する釣りとなりました^^;。場所は剣崎沖、昔ながらの山立てでポイントを探ります。そして期待を込めて投入!

 が、しかし....潮が動いてない…^^;;; 400mダチで糸はまっすぐ、しかもオモリが岩に当る感触や溝に転がる感触が手にとるようにわかります。 こりゃきびしー。

 這わせようとしても、底は岩礁帯、すぐに根ガカリするので、徹底的な底叩き作戦。しかし来るのは外道のドンコやオキギスのアタリばかり。

 派手なアタリがきたと思ったら10kg以上はありそうなバラムツだったりで、なかなか本命の顔が見られません。それでも、小型ながら船ではぽつぽつとアコウ、ホウズキが上がります。

中写真:バラムツ…。食べると下痢するのでリリース。

 午後をまわり、ラス前にやっと私に良いアタリ。オモリを底につけ、張った状態をキープしながら追い食いを待つけど、後続はなし。なんとか45cmのアコウの顔をみて一安心。

 船では2kgを頭にトップで3本だったかな。潮が動かず不調の日だったけど、条件が良ければ大型交じりで期待できるでしょう。仕掛も使いまわしできるので、支度が楽なのが剣崎アコウのいいところ。

 成銀丸では、アコウは仕立で受け付けています。 人数その他は宿に気軽に相談してみてください。

下写真: スミヤキ。脂の乗りが強烈、焼いて食べるとかなり美味しいです。

inserted by FC2 system