相模湾イサキシーズン開幕

 イサキは船釣りでは人気魚、津々浦々でイサキ船が出船しています。今回は相模湾開幕イサキの取材で、佐島の海楽園にお邪魔しました。

 ただし、ここんところのイサキ船は絶不調^^;。まだコマセに付いてないのもあるし、今の潮はイサキが気に入らないみたい。船中型見ずの日もありました。

 普通、こんなときに取材お願いすると嫌がられることもあるんですが、海楽園の鶴撒船長は快くOK。「今釣れてないけど、すぐ食うようになるから」と余裕でした。こういう宿はありがたいです(^^)。

上写真:この日唯一の22cmイサキ。ころっと太った幅広のイサキです。

 佐島は、房総や伊豆のようにでかいイサキがバンバン釣れるところではありません。ここの狙いは主に2つ。ひとつは定置網まわりに居ついているジャンボイサキ。もうひとつは小根に集まる中小型イサキ。

 特にここのジャンボイサキは、初めてみるとびっくりすると思います。体高があって、まるでメジナと見間違うくらい。そして、その味たるや、もうすごいです^^;。もう10年以上も食べてないですが、脂ぎとぎとの身は、ちょっと寝かせた刺身もいいけど、なんてっても旨いのは煮付け。深場の煮付けベスト1がアカムツならば、浅場の煮付けベスト1はここの大イサキでしょう。

中写真: 最近の流行は空針仕掛け。海楽園特注の仕掛が宿で売っています。上が空針仕掛で、下がウィリー+空針仕掛。空針の色がポイント。

で、この日の釣果と言えば…やはり苦戦でした^^;。良型のマアジが食ってきてお土産は確保したものの、本命は上の写真の1尾のみ。まあ、シーズン先取りの取材なんで、これは仕方ない。

 でも、翌週は7〜11尾と上向き調子。これからが本番です。イサキのほかに、潮によってはタカベやメジナが混じります。アジは定番の外道。シマアジがまわってくる年もあるので要注意!

 詳しくは、つり丸5/15号で。

下写真:ジャンボイサキの魚拓。これはライトウィリー船で釣れたもの。50cmオーバーも潜んでいるのが、佐島沖の定置網まわりです。これを釣った人はラッキーだよー。

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