深場高級魚の宝庫、南伊豆沖 手石/龍宝丸

 ゴールデンウィークも最後の週末、締めは南伊豆の深場ということで、釣り友の田中氏と手石への釣行計画を立てました。しかし、前日は強風のシケ、家でる頃は神子元が23mも吹いてる^^;。船長に電話すると「出れるよ」との返事。こうなったら船長を信じる一手、深夜に南伊豆に車を走らせました。船は私と田中氏の2人で貸切状態。北東風に吹かれて、荒波の中をギンムツポイントへ。

 海は悪いんだけど、北東の風なんで釣りにはなります。風に吹かれて絡まないように5本針仕掛けに餌のイワシを付けて投入。狙いのギンムツ(和名ムツ)は、クロムツに比べて水深は浅く130m前後。

 2流し目、ガクガクッというムツ特有のアタリ。浮いてきたムツは良型、1.6kgでした.。望外のサイズにうしし状態になりました(^^)。

上写真:この日の釣果。2.2kgを頭に、2.0kg、1.6kg、0.5kg^^;の4本。こんだけのサイズが揃えば文句なし!

 次の流しではひときわ強いアタリ、でもハリスが切られた^^;;;。すかさず落とすとまたアタリ。手持ちで慎重に巻き上げたのは、2.0kgとサイズアップ。そして継ぎの流しでは、2.2kg。笑いが止まらなくなりましたわ^^;。

 この後、500gを追加したのを境に、ムツからのアタリは遠くなりサバが邪魔してきます。当初の予定通り、もう一つの本命、アラに狙いをシフトです。

左写真:入れ食いだったキンメ。アラ狙いだっただけに邪魔者扱いされましたが、30cm前後の型は専門に狙う価値もある魚。開きにして干したらほどよく脂が乗って美味。

 アラの場所は深くなって240m前後。イカ短冊に、釣れたてサバの切り身を餌にした片天仕掛。ギンムツ好釣果だっただけに、アラへの期待も膨らみましたが、そう甘くはない^^;。

 竿先をキュンキュンと震わすのはキンメ、ウスメバル。特にキンメは入れ食い状態で、一荷連発。おみやげが増えました。

左写真:メダイ。最後の流しで食ってきました。

 こうキンメが食うと、アラの食う暇がないなぁ(笑)とは船長。まあ、ギンムツの良いのが釣れてるので、もう贅沢は言えないとこです^^。この頃には寒冷前線も通過して風は止み、海は静か。根魚釣り好適海況の中、キンメと遊んで、沖上がりの時間を迎えました。

 まあ、アラはこの次でいいや。今日は良型のギンムツを手にして満足満足(^^)。

 このサイズのギンムツ、皮ぎしには脂がびっちりと付いて、刺身が最高。2kg前後のムツが身のきめ細かさもあって、刺身には好適サイズかなと思った次第。もちろん、定番の煮付けも言うことなしでした。

下写真:帰港後の一枚。左にいるのは坂倉船長。

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