新たな深場ターゲット 平潟キンキ 2005/06/25
TERUさんから電話があって「キンキ釣りいかない?」とのお誘い。場所は平潟だそうだ。キンキはメヌケ釣りの外道でたまに混じる魚、メヌケとキンキの両狙いかと思ったけど、どうもキンキを専門に狙うとのこと。こういうアバンギャルドなプランを考えるのはいかにもTERUさんらしいところです。もちろん二つ返事でOK。
さて、釣り友の田中氏の車に同乗して平潟へ。遠いんだけど、高速が多いので意外に早く、東京から2時間ほどで到着。
電話でTERUさんに聞いた仕掛は、テンビンの上に胴付きで針を3本ほど出すというものなんだけど、わたしゃどうもこのテンビンと胴付きとの併用があまり好きでないです。なので、オニカサゴのように片天から3本針を出して開始。誰かが胴付の方の針に食ったらチェンジするつもり^^;。ポイントに着くまでは、船のキャビンでぐっすりと寝てました^^;.。
さて、道具といえば、竿はDeepImpact ProSpecIにリールはCX-4です。釣り方は、オモリをハリス分(3m)棚を切って置き竿で待つ釣り方。水深は500m前後で、オモリは300号。一流しめから、キンキが顔をだしました。二流しめに私の竿先にもかすかなアタリ。しかし、アタリの後はシーンとした状態。船長の合図で上げてみると、良型のキンキが付いてました^^;。
上写真: 一尾めのキンキ。型が良かったです。
その後、流しのたびに型を見ているのはTERUさん。棚を聞きにいくと、なんと底を叩いてるとのこと。あたしゃ根ガカリを避けてハリス分切っていたんだけど、それを聞いて底タタキの棚取りに変更。そしたらさっそくアタリ、このアタリも小さいけど、竿先にはしっかりでました。これがなんとキンキの一荷。棚聞いて良かった〜^^;。
左写真: 500mの水深から釣り上げても元気一杯のキンキ。和名はキチジです。黄色い血の魚なんで黄血魚と書いてキチジと読むとか。吉次って書くケースもあるようです。
その後、アタリは遠くなってたまーに誰かが型をみるくらい。田中氏は、オキハモを餌にアブラボウズ狙い^^;。私はキンキ1尾を追加して、4尾の釣果でした。レアな魚なんで、こんだけ釣れれば大満足 。
以前に東京湾のアコウ釣りでキンキが混じったのですが、専門に狙って釣るのはもちろん初めて。この魚の魅力はなんと言っても食味。狙って釣れれば魅力的なターゲットになるに違いないでしょう。
この釣りの詳しい模様/テクニックはTERUさんがつり丸に書くと思うので、是非そちらを読んでみてください。7/15発売号かな。
左写真: この日の釣果。こんだけキンキが並ぶと壮観です。この時は食べることばかり考えてました^^;。
この日に乗せてもらった第15隆栄丸は、19.9tの大型船。看板はなんといってもマダラですが、メヌケ狙いや夜イカにも出船してます。これからキンキが新しい看板になると良いですね。遠くまで釣りにくる価値のある魚です。
さて、キンキの定番料理は、煮付けと干物。脂がたっぷりの身で、どちらもウルトラ美味な魚です。ちょっと刺身にもしてみましたが、これもいけます。でも、旨いのはやっぱり加熱系の調理、刺身にするにはもったいないです(^^)
下写真:帰港した第15隆栄丸。
掲載はつり丸の2005年8月1日号でした。