全員が良型アカムツゲットのハッピー釣行  2005/07/24  稲取 安貞丸

   この日、アカムツ狙いに集まったメンバは5人。TERUさんの取材です。稲取の安貞丸を仕立てて5:00に出船。

 最初はTERUさんの独壇場。船中1本めを上げる、また上げる、またまた上げるで、あれよあれよと3本を釣ってしまいました。しかもでかいの、これが。キロ半上の良型がぼこぼこ浮いて、見ている方はため息。

 船上の空気が気まずくなってきた頃(笑)、井口さんに良いアタリ到来。引きも上品。上針に巨大シロムツ(こんなシロムツ初めてみたわ)、下針に本命アカムツ、これがまたでかい。1.7kgでした。

 ここから、やっと他のメンバにもアカムツのアタリがまわってきます。怒涛の大型ラッシュの始まり。

写真:井口さんの良型アカムツ1.7kg、シロムツもでかい。

 私の竿先にもやっと派手なアタリ。引き込まれたときには糸がストップするくらいにドラグを調整しつつ、低速でゆっくりと巻き上げ開始。途中、ググッと鋭く引くアタリにアカムツの期待が膨らみます。浮いてきたのは1.1kgのアカムツ、型をみてほっと一安心。しかしこれでも当日は最小クラス。

 型をみずに最後まで残った釣り人にもアカムツのアタリ、これが本日最大の2.0kg。しかしこの日は型がいい、こんなに良型のアカムツが上がるとは、びっくりでしたわ。

 その後は、サメがたまに邪魔をするものの、ユメカサゴや大サバ、パンダメバルなどがたいくつしない程度にアタリをくれます。太陽が真上に差し掛かるころ、私の竿にくクッと小さなアタリ。「ノドグロかな?」とキーパーに掛けたまま竿を起こして聞いてみると、ゴンゴンゴンッ!と竿先が叩かれました。

左写真: 上が1.4kg、下が1.1kg。いつみてもアカムツは美しいです。

 300mからの引きが手にとるようにわかります。竿を立てたままゆっくり手巻きで2mほど浮かしてから、リールをスイッチオン。そして再びキーパーにセットしてドラグ調整。ときおり、竿をガクガクと震わせ上がってきたのは、ころころ太った1.4kg。2本めを上げて、もういいや状態。

 結局5人全員が型をみて、しかもぜんぶキロオーバー、半数がキロ半以上という、びっくら釣果になりました。稲取沖、おそるべし。

左写真: レトロな紙記録式の魚探。下の方に溜まっているのが記録済の紙。私の知っている船でこれを装備しているのは、安貞丸のほかに一隻しかありません。「まだロールペーパー売ってるの?」と聞いてみたら、しっかり売っているそうです^^。

  楽しい釣りでした。釣果も良かったけど、気配りのきく船長だし、餌も良質のサンマ、イカを用意してくれるし、釣場も近くて海も静かだったし、非のうちどころのない一日でした。こういう日ばかりだといいな^^;。

 この日の模様は、つり丸9月1日号でTERUさんが紹介してくれます。詳しくはそちらを御覧ください。アカムツファンは必読号になると思いますよ(^^)。

下写真: 下船風景。青シャツはTERUさん。緑ズボンは船長。

掲載はつり丸の2005年9月1日号でした。

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