浅場で釣る南房夜キンメ  千田/三喜丸  2005/10/29

 キンメの釣り方は各地さまざま。新島のようにX-9を使って500mの水深で800m糸を出すヘヴィなものもあれば、沖ノ瀬や小田原沖のように150号オモリで200-300mの水深で狙う釣り方もあります。

 南房の夜キンメは、棚が100m前後と浅いのが最大の特徴。釣れる型も良いのが交じり、大きいのは40cm級です。型は日によってばらつきがあって、木端キンメが混じることもあります。

上写真: キンメにクロムツ。右の糸枠と比べてみると大きさがわかると思いますが、いずれも40cm級。このサイズが食ってくれば文句なし。

 南房の夜キンメタックルを紹介するのに、イカ竿で流用可と書いていことがあるけど、私はこの釣りにはイカ竿はお勧めしません。先調子だと釣りにくいしバラシやすい。大型がかかったときにも竿の曲がりに余裕があった方が良いです。私がお勧めするのは泳がせ竿の10ポンド前後。もちろん、深場の専用竿(DeepCruiser150W/200Wなど)があればよりベターです。

 浅いので糸はそれほど必要ないのでリールの糸巻量は少なくても良いけど、パワーを考えるとシマノの4000番がベター。3000番でもいけます。

中写真:シェークスピアの泳がせ竿と4000Rのコンビネーション。アタリは明確にでるし、250号オモリ(通常は200号使用だけどこの日はサバ避けで250号使用)をしょっての多点掛けにも余裕があります。

 

釣り方は簡単。オモリをおとして後は待つだけ。調子がよければ落としたとたんにガクガクと来て、針数分食ってきます。

 食いが渋いときにはちょっと工夫が必要。アタリの出方によって送りこんだり、仕掛をあげたりして、棚を合わせて多い点賭けを狙います。

 この日の私の釣果はサメに邪魔されたりもあって20尾ほど。詳しくはつり丸の12/1号で紹介します。

下写真:出船前の三喜丸。この日は日中釣りはスルメイカに出船、夜はキンメに出船でした。右側の船が夜キンメ船です。

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