夕まずめの勝負時にキロ級ヒット、網代出船の午後アオリ 網代/ゆたか丸

 以前は東伊豆でアオリ船を出している宿はごく一部に限られていましたが、最近ではいくつかの港でアオリ船をだしています。今回お邪魔したのは、網代のゆたか丸。午前、午後のアオリ乗合をだしています。午前はなんかの取材があったようだけど、いまいちの釣果だったみたい^^;。午後は6人で出船。

 沖に出てみると、潮がやたらに澄んでいます。こりゃちょっと厳しいなぁ…。長竿でのびりびりしゃくりはもちろんのこと、餌木のカラーもいつもより余分に交換してみるけど、アオリの乗りはなかなかなし。

上写真: 海人 餌木シャクリ300+okuma VS200の組み合わせ。今年のアオリ釣りはこのタックルを主体に臨んでいます。早く2kg級の良型をこいつで乗せてみたい。写真に左上に小さく見えているのは初島です。

 船長は港前の生簀まわりから、多賀沖、熱海沖と探ります。水深は30m前後、ここは自分で棚を取る方法。中オモリ10号を底につけたら、4〜5m棚を切って(ハリスは3mを使用)、ひたすらしゃくります。

 熱海沖の定置網のところで、私にやっと乗りがきました。500gの小型ながら、顔を見て一安心。イカがやる気だしてきたかなと、しゃくりに力を入れるけど後続なし。

左写真: ゆたか丸の3号船。左にあるのが森竜丸で、その左がゆたか丸の5号船。大型船2隻がスタンバイしています。

 乗りは上向かないまま日没の時間。イカブリに向う僚船の5号船とすれ違った際に「これからだよ、頑張って!」と檄を受けました。そう、暗くなればきっとチャンスはくる。

 日が落ちかけたときに、仲乗りさんにヒット。小型ながらアオリを取り込みます。ここがチャンスと、長竿を利用したビリビリしゃくりをすると、ズッシン!乗ったぁ(^^)。

 今度はギュンギュン引っ張ってくれます。竿を良い感じで曲げてくれて、型はまずまず。 海面はすでに真っ暗の中、タモのアシストを受けつつ抜き上げたのは、1.1kgと今期初のキロオーバーでした。これで一安心で、まもなく沖上がりの時間となりました。

左写真: 太陽が東の山に沈んで、これからトワイライトゾーン。

 潮色など条件は最悪に近い日でしたが、潮が戻ればまた数型ともに伸びてくると思います。

下写真: 左は締める前で怒りの体色です。締めると体がスーッと透き通って右の写真のようになります。こうしておけば墨も吐かず、家に戻って包丁を入れると身が収縮する鮮度の良さが保てます。

 

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