大型アオリのシーズン突入  長井新宿/小見山丸     2005/12/11

 アオリ釣りでは外せないのは長井。なんせ、アオリ乗合が開始されたのは、長井漆山の光三丸が最初(ここ参照)でした。光三丸の関根恕船長はすでにアオリ乗合をやめてしまいましたが、現在では小見山丸の小見山俊船長が長井地区でただ一軒、アオリ乗合を継続しています。

 さて、私はといえば、小見山丸さんに乗せてもらうのは超ひさしぶり。かつては、ヤリイカやスルメイカ、ムギイカなどに乗せてもらいましたが、そのときの船長は小見山理吉船長。細かく指導してもらったおかげで、 私のイカ釣りの腕はそれなりに上達したんじゃないかと思います。小見山理吉船長は体を壊されてしまい、今は船から下りています。この日の朝は、宿の方にも顔を出されていました。杖をつきながら、船を見送る姿に、月日の流れを感じました。

 そんなこんなで、久しぶりに乗せてもらう船宿には思い出が尽きないのですが、実はここのアオリ乗合は始めて。そして、冬場の長井沖のアオリも始めてでした(以前は春に通っていたため)。

 この日は日曜だったんだけど、陽気が悪いせいか客は私を入れて4人のみ。で、4人中3人が長竿でした。ここは野毛屋の常連Kさんもちょくちょく顔を出していて、東京中日スポーツやつり情報にも長竿記事で載っている(残念ながらつり丸に釣果掲載なし^^;)ので、長竿普及率は高いです。船長に聞いても、長竿は多いよー、とのこと。

 船はまずは港前の30m前後へ。反対舷でさっそく小型のアオリが顔を出しました。続けて同じ人が800g級を追加。しかし、私には乗りがない、あれれ?^^;;

 船長からは「ここはオレンジやピンクの定番が冴えないときも多いよ」とアドバイスもらって、少しローテーションを変えてみることに。

右写真:色がかなりばらついています。こういう時は餌木選びに悩んでいる証拠。


 乗りが渋いので、船長は深場へ移動。棚は44-46mと、長竿にとってはちょうど良い深さ。あ、そうそう。棚指示を書くのを忘れてた。小見山丸では、棚指示は海面から中オモリまでで、ハリスは3mで統一です。

 潮色や明るさを見ながら、餌木のローテーションを続けます。ともなく、ズシン!ときました。800gのアオリ。この日の政界餌木は青系でした。背が濃青、腹が金(ヤギタのマリンゴールド4号)に乗ってきました。

 その後も深場を丹念に流します。ぽつぽつと乗りがあって、ほどなく全員が型をみました。私も2杯追加、型が良いので十分な釣果です。

左写真: 小見山丸の下船風景。乗り降りにははしけを使います。右はヤリイカ船、この日はヤリ絶好調で頭が47杯。

そして、沖上がりの2時が近づいてくる頃、ちょっと色を変えてみようという気になって、餌木をちょっと変わった色にチェンジ。すると、いきなどズドン!、こいつが引く引く。今日一番の大物です、何度もリールを巻く手を止めてくれたのは、1.3kgの良型で、さらに餌木に掛かってたのは足一本。これは引くなぁと納得。見た目はキロ半以上ありそうな型だったんだけど、意外に身が薄かったのかな。まあとにかく、今シーズンの最大サイズです。

 ほどなく沖上がりとなって、船では4人で、4,2,2,1杯と、数はそうでもないですが、良型がほとんどという好調な日でした。 潮が澄んでいて、あんまり動かないと条件はけして良くなかったです。

 船長曰く、まだやってないポイントたくさんあるから、との事なので、これから寒くなって、そして水がまたぬるくなって大型化したアオリがノッコミになってと、楽しみが続く長井沖です。

 で、最後に1.3kgが乗ってきたのは、アオリーQリアルのマーブルオリーブ。茶系の餌木の中では、珍しく明るい色が強い餌木です。この日乗った青パターンとは対極の色にあったんで、試しに使ってみたら一発で気にいられました。こういうことがあるから餌木選びはわからないし、セオリーのみでは通用しないんですよね。

 船長の餌木ボックスを見せてもらっても、定番のオレピン系よりも緑、青系が目立ちました。そういえば、長井で始まった年に私が2キロ半乗せたのは青、隣で4キロを乗せたのは赤でした。

左写真: この日の釣果1.3kgを頭に4杯。水揚げ高で言えば今季最高の釣果でした(^^)。

inserted by FC2 system