ただ一度の接近遭遇を逃してしまいボーズ  腰越/飯岡丸     2005/12/21

 すでに関東の津々浦々でメジャーになっているアオリ乗合。腰越の飯岡丸でも昨年から乗合を始めました。以前にヤリイカでは何度か乗せてもらっていて、感じの良い宿というイメージがある船宿さんです。残念なのは、アオリ乗合は平日のみ(2005年12月現在)ということ。ちょうど午後から用事がありお暇をいただいていたので、ちょっとした目論見と共に腰越に向いました。

 お客さんは私入れて3人と少なく、船長も竿を出しました。棚指定は海面から中オモリまでの神奈川スタイル。ハリスは3mの指定です。中オモリは10-15号を任意にとのこと。

左写真:出船前の腰越港。むこうに見えるのは江ノ島です。

 この数日はけっこう好調。トップは4,5杯でボウズがない日もあります。しかし、この日はちょっとアオリの機嫌が悪かったみたい。水温が下がったか、潮が澄みすぎか、はて…?

 開始してすぐに右の二人(ミヨシ釣り人と船長)が顔を見ました。これからが勝負、と気合入れてしゃくるんだけど、その後がさっぱり乗らない。あの餌木この餌木と、ローテーションをしても駄目、乗らないまま午後をまわっちゃいました。

左写真: 澄み潮ローテを組むも、なかなかアオリに魅入られる餌木はでてきませんでした。

 この日の目論見とは、早上がり^^;;。午後から南が吹きそうなんで、きっと昼くらいで上がりだろうと予測しました。午後から用事あったんで、早上がりだとちょうと良いです^^;。で、予想通り、昼前から南西風が吹いてきて、他の港の船は続々早上がり。しかし、さすがに飯岡丸の船長、なんとか釣らせようと、海が悪くなってきても頑張ります。

 その甲斐があって、やっと私にアタリ。といってもアタリだとわかったのは餌木を上げてからでした。

 しゃくった竿先がちょっと引っかかったような感じがしました。通常のイカの乗りではないです。ん?と引いてみると重い、というか根ガカリのような感じ。イカのくいくいした引きはありません。そこでさらにリールを巻くと、スポンと抜けました。海草に引っかかってとれたような感じです。

左写真: やられた…。齧られた大きな傷ができています。そして、餌木はイカの粘液でべとべとでした。 もっとシャープに合わせていれば…と後悔しきり。

 ここまでは完全に海草ひっかけたと思っていました。しかし、餌木を上げてみてびっくり、齧られています。まったく引っ張りがなかったんだけど、あれがイカだったか…。あんなにエッチな触り方をしてきたイカはこれまで初めてです。齧り方から観ると型は相当よさそう、残念無念。

 結局、チャンスはこの一度だけ。船長は海の悪いなか、なんとか全員に釣らせようと時間までやりましたが、4人で2杯の結果となりました。でも、アオリでこういうことがあるのはしょうがないです。相模湾の澄み潮の場合の餌木セレクトのデータが蓄積できたのが大きな収穫でした。

下写真:これはヤリイカ船。固定ファンも多いです。他にアマダイ船もでていて、ヤリとアマダイは好調でした。


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