バージンエリアのてんこ盛り これから始まる岩沖アオリイカ  2006/01/22 岩/緑龍丸

 釣り友のタナカマコトからの電話が鳴った、「緑龍でアオリやろうか、って言ってるんだけど、いーさん教えてよ」。この言葉を待っていました(^^)。

 岩から両サイドに広がる江之浦や真鶴は、陸っぱりアオリの超メジャーポイント。R129沿いの釣具屋では、活きアジが用意されて、良い時期には品切れ続出になるくらいの人気。もちろん、餌木で狙う釣り人もたくさんいて、夜の堤防は大人気。

 そんなところなのに、船で狙っているとこが無い。神奈川県の西限では小田原早川の泰平丸が江之浦沖や岩の近くまできているけれど、真鶴半島近辺や岩の港前などは実質的に手付かずポイント。網代や熱海のアオリ船も真鶴まではやってこない。

 定置網にはかなりの大型が入っているとのこと。また、ダイビング用に漁礁や産卵礁を入れているせいもあって、夏になると港の中で子供のアオリがたくさん見られるそう。

上写真:ちょっとむさくるしい2ショット^^;だけど、私とタナカマコトが同時ヒット。記念すべき岩沖遊漁船第1号&2号アオリ。

そんなわけで、やってみたいとかねてから思っていた岩沖アオリの試し釣りに出たのが2006年の1月22日でした。

 向笠船長と、まずは水深談義。「東京湾じゃこの時期こんくらいの深さでこんなとこやってる」「相模湾じゃそんな感じ」「岩じゃ漁師が遊びで狙ってるのはこんな場所」「定置網の入れ方はうんぬんかんぬん」「ここに漁礁があって」「ヒラメの餌イワシが齧られるのは」などなどと情報交換。

わかったことは、東京湾、相模湾と水深、ポイントが若干違うんじゃないかな、ということ。とにかく今日は試し釣り、その名の通りに色んなポイントを探ってみましょう、と出船。

 深場の根、深場の平場、中水深の漁礁まわり、定置網の近く、岩場の浅場、といろいろ流しました。どこでも顔を見られたわけではないけど、潮がほとんど動いていない悪条件だから、アオリの機嫌の良いポイントが限られるのは仕方ないところ。それでも、ドスン!と乗ってきたのが一番上の2ショット。

↑タナカマコトの2杯目。もちろん長竿です(^^)。→私には良型のマルイカ、旨そうっしょ?

 けっきょく、この日の釣果は2人で3杯(500-800g)だったけど、短い釣り時間で、ポイントをあちこちまわったということを考えれば、成功と言っても良いでしょう。

 これから向笠船長のデータベースにはどんどんアオリのポイントが蓄積されるだろうし、その中にはあっと驚く大物が潜んでいるポイントがきっとあるでしょう。

 ちょっと期待を込めた予想なんだけど、関東エリアの中で、一番3kgオーバーの可能性が高いのではないかと思います。

左写真:この日の餌木ローテ。乗ったのは背中のブルーライン、ヤギタのオリジナルです。熱海で実績の高かった茶&金が不発でしたが、この色は次回またチャレンジです。

 緑龍丸では2月から午後乗合を始める予定とのこと。もちろん、少人数仕立でのアオリ狙いもOK。

 餌木のセレクトですが、場所が変わればヒットカラーはがらりと変わることがあるので、まだ岩スペシャルカラーはわかりません。この日乗ったのは、オレンジ、ピンクの定番カラー。しかし、岩沖の条件、午後に山影が差すこと、春には暗い潮が入ってくること、キビナゴが豊富なこと、などいくつか他の釣場とは違うヒントがあると思います。きっと、岩スペシャルな餌木がある、と思っています。


 あと、竿はもちろん長竿有利です(笑)。これはどこの釣場に行っても同じですから(^^)。

 交じりはマルイカ、それと今の時期ならヤリイカも入るそうです。スミイカは?と船長に聞いたら、あんまりいないなーとの答え。

 この冬から、春にかけて目が離せないポイントであることは確かです。さて、この半年でどういう釣果がでるか、だせるかに注目してみてください(^^)。

 下写真: 岩港から出船の緑龍丸。港に帰ったときは薄暮でした。

 

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