時期限定 深場の落ちフグを食わせ餌で狙う 金沢八景/野毛屋 2006/03/05
東京湾のフグはカットウ釣りがあまりに有名。しかし、冬の一時期は深場の根回りに落ちたフグを狙うため、カットウは封印。代わりに独特の胴付き仕掛で狙います。
最初にこの釣りを覚えたのは、もう10年くらい前かなと思います。それまではカットウ釣りで釣るもんだとばっかり思っていたフグを胴付きの餌釣りで、しかも捨て糸を1mくらい長くとるように言われたのにはびっくりした。野毛屋の健太郎船長がフグ船の舵を取り始めたくらいの年だったと思います。
その後も、たまに冬場の胴付きフグを楽しんでいたんだけど、ここしばらくやってませんでした。かれこれ3年びりの食わせフグです^^;。
上写真:この日の釣果。言い訳は無しです、まる2年ぶりの釣りは、腕も勘もダメダメでした^^;;;
久しぶりだったんで出船前に健太郎船長から「いーさん、深場(のフグ)はやったことあったっけ?」なんて聞かれてしまった^^;。野毛屋のアオリやタイにはしょっちゅう顔だしてるんだけど、フグには年に1.2回なんですっかり忘れ去られています。
とかなんとかで、観音崎沖(大貫沖)の33mラインへGo。開始からぽんぽん釣れるし、私にもアタリはあるんだけど…、私のバケツは魚が増えない。
どうも合わせのタイミングがダメです。ここらへんは得意だったんだけどなー.....なんでだろ??と、悩み始めてしまった、こうなるともうダメ。
左写真: 船宿仕掛。これに捨て糸を足して使います。前は80cmくらいつけていたんだけど、この日の指示は30cmでした。短いのは、春で水温も上がってるせいかな?聞き忘れてしまった。
なんかやたらにでかいのが掛かって、アカメかなー?と期待したらウマヅラ^^;。その後も、隣のおじさんはポンポンあげるのに、私はアタリもなくなった。
なんか潮が速くて釣りにくい、と思ったら「いーさんオモリは?」と健太郎船長が聞いてくる。20号かと思っていたら、この日は30号。出船前にアナウンスがあったんだけど、ギリギリに乗船した私は聞き漏らしていた^^;;。こういうのはちゃんと確認しないとね、反省。
で、沖上がりまで調子は上向かず、4尾でフィニッシュ。船中釣果は1-21尾でした。ふぐ修行、し直し〜^^;;。
左写真:
ウマヅラハギです。かなりでかい。背中に古傷があり、厳しい自然の中で生きてきた雰囲気を漂わせていました。
しかし、今シーズンは深場のフグが多いです。昨年は釣れている時期が短かったけど、今年はずっと釣れている。そのせいで、野毛屋や新明丸などのレギュラー船のほかにも、フグ船をはじめる宿が増えて、観音崎沖は大賑わい。
これまでややマイナーな感のあった、東京湾ショウサイフグが、これからもっと人気でるといいなと感じた一日でした。
野毛屋のショウサイフグ船は、いろいろなテクニック満載です。長竿アオリやエビタイのように、ハウツーものにまとめられるくらい題材は豊富です。その前にもちょっと通って勘を取り戻さねば…^^;;。
下写真: 野毛屋の受付です。ウィリー、ショウサイフグはほぼ周年。エビタイ、アオリイカは季節ごとに切り替えて出船。春から夏は夜メバルにも出ます。