真夏のスルメは沖干しが旨い    2006/08/25   長井/はら丸

今シーズンはスルメイカがあまり釣れない。なんせ、初夏の風物詩ムギイカの模様が悪かった、ムギイカの手釣りを楽しみにしている人はがっかりしたんじゃないだろか。そんなわけだから、スルメも模様が悪い。良い日だとトップで30前後捕れるけど、悪い日は片手くらい。ヤリイカが異常なロングランだったせいか、スルメはそのせいで御機嫌ななめなのかもしれない。

 とはいえ、夏に一度はやりたいのがスルメ釣り、釣りたいというより食べたいという目的が強い。それがスルメイカの沖干し。

上写真:生きたまま捌かれたスルメイカ。身は透き通ったままで足は動いています。この状態で海水で洗い潮風に干すことだけが美味しい沖干しを作るコツ。なんで美味しいのかは不明(笑)。

 ちょっと遅めの夏休みが取れたんで、急遽金曜日にスルメイカにいくことにした。そう決めたのが朝起きてから^^;。ひさびさに貴光船長に挨拶しようと思って小川丸にいったら、なんと休み^^;;;。てっきり大津は第一と第三の金曜日が休みと思ってたけど、小川丸は毎週金曜日休みだったのね…。

 この日は八景も夏休みが多いので、三浦を横切って長井へ向う。まだ6時だから十分間に合うだろう。出船は確か7時だったはず。

 しかし、港に着くと船はみんな出払ってる。出船は6時だったのね…^^;;

左写真: スルメノ沖干し。数が少なくて寂しいけど、まあ釣れないときはこういうもの。

 

 さて困ったな、小網代のやまはち丸休みだし…。でも、長井には私ようなおまぬけなイカオヤジを救済してくれる船宿もあるんです、それが8時出船のはら丸。

 はら丸は5時と8時の2便だし。気合が入ったひとは5時、のんびりした人は8時と、好きな時間の船を選べることが特徴。

左写真:この日はオーソドックスに14cmブランコの8本立てにしました。サバはちょっといたけど、気になるほどではなかった。

 お客さんは3人のみ。まあ、平日でしかも遅い時間なのでこのくらいの人数でしょうか。船は一路洲崎へ。

 早出の船は、すでにイカを干しているのが見えます。船長は慎重に反応を探して投入合図。この日に攻めた水深は120-160mの間。

左写真: つり丸では何度か紹介したんだけど、オモリにつけるスナップは連結しましょう。これで幹糸の撚れ方が全然違います。写真はダブルスナップを使ったもの。

 朝はぼつぼつと乗りがあったものの、なんか巻き上げが雑だったか、ぽろぽろ落としてしまいました^^;;。 スルメといえどもイカはイカ、ヤリイカにも負けないくらいに優しく上げないとね。

 日が高くなると乗りは遠くなって、船長は島下を探索。この頃に急に雨雲が立ってどしゃぶりに。干していたイカを取り込んでキャビンに避難。スルメ釣りでひとつ大切なことは、天気の良い日に釣りにいくこと。カラリと晴れたひはイカの乾きも良いです。

 けっきょく、この日の釣果は3-5杯で、私は3杯でスソ引き、とほほん^^;。バラシが多すぎたのが反省点です。この後、釣果は上向いて、はら丸の8字船でも頭30杯ほど出ています。ちょっと日が悪かったみたいだけど、まあしょうがない。美味しい沖干しが食べられて満足でした(^^)。

下写真: はら丸の大型船。これで3人のみなんで、スーパーゆったり。オマツリ一度もしませんでしたわ^^;。

 

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