八景出船のカワハギ開幕、大型狙いの竹岡沖                    2006/09/09 金沢八景/あい川丸

  あい川丸は、カワハギにこだわりを持っている船宿、横浜地区ではもっとも早くからカワハギ乗合を出していた宿だ。釣期は9月から始まり年明けの2月くらいまで。肝がふくらみ始めて食味が上がる時期に狙っている。

 このカワハギ釣り、意外に人気あり。特にビギナーが抵抗なく入ってこれるようだ。金沢八景という立地のよさと、春夏にはメバルやシロギスをやっているせいもあるだろう。あい川丸で釣りを覚えた人たちが、さらにあい川丸でカワハギを覚えるパターンになるようだ。船長さんも常連さんも面倒見が良い。

上写真:義之くんはなんと幼稚園児。器用に竿を操ってぽんぽんとカワハギを上げたのは見事でした。

 カワハギといえばアサリが大事。あい川丸ではコダワリの剥き身があって、こいつは身がぷっくら、針につけるのも楽々。剥き身は久比里や鴨居の質がとても良いのは有名だけど、あい川丸の剥き身もそれに勝るとも劣らない質の高さだ。これ、船長さんや女将さんが前日に剥くため。

 料金は剥き身付き(なくなっても船でおかわり自由)で8500円。もちろん自分で剥くのもアリです。

左写真: 早く来て自分で殻を剥く常連さん。でも、ほとんどの人は剥き身を利用していました。

 ポイントは竹岡〜大貫沖と航路の脇を専門に狙うのが特徴。剣崎沖とか城ヶ島沖、鴨居沖には行かない。ひとつは静かな湾内で繊細なカワハギ釣りを楽しんでもらいたいということ、もうひとつは地元の船には遠慮して、なるべく際のポイントは攻めないようにすること。カワハギも根につく魚なので、釣れる場所をみんなで攻めれば釣果は落ちる、なので地元の船には気をつかいます。

 代わりに、竹岡沖の根について、相川船長は詳しい、どんな潮だとどこの場所が良い、ということは長年のノウハウで蓄積されています。

左写真: 出船前の風景。カワハギ船はけっこう人気があり、人が多い場合には2隻出しも。

 さて、この日は潮が利いていて朝からアタリは活発。しかし私は大苦戦。潮が速いとタルマセ釣りだめね^^;、たるまないから^^;;。慣れない誘い釣りで釣ってなんとか3尾。でも、幼稚園釣り師の義之くんの4枚に負けちゃった、あわわ^^;;。写真とってて釣り時間が少ないのを差し引いても、これじゃ情けないや、修行しないと^^;;。

詳しい模様はつり丸10/15号で紹介します。

下写真:最後に「こら尺もんだろー」と心の中では快哉を叫びながら上げたのはウマヅラ…、この引きにはだまされました。

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