大鯛回遊中、今年の久里浜沖は要注意                        2006/09/23  小柴/三喜丸

  ここ数年は回数が減ってしまったんだけど、冬の久里浜沖は私がマダイに本格的にのめりこんだ最初の海域。船を止める独特の釣りで、棚のとり方やコマセワークも他地区とはちょと異なる場所。ひさしぶりの久里浜沖マダイ/イナダに小柴の三喜丸さんに取材に伺ってきました。

左写真: 秋から冬にかけてはマダイとの両狙いになるイナダ。人気のターゲットです。

 久里浜沖のマダイは9月から始まって、徐々に深みに落ちていき2月くらいまで続きます。秋の水深は30m足らずだけど、真冬には越冬場所の95mラインまで攻めるのが特徴。

 この日は久里浜沖27mと、ここらのポイントでは最も浅い場所で、根の際に船をつけて狙います。

 船を止めるため、棚は通常のコマセダイよりも1-3m低くするのがポイント。最近では、マイナス棚とも呼ばれている方法です。ハリスが6mであれば、底からビシは5mという感じ。

左写真: マダイタックルでイナダを狙うので、ロッドは気持ちよく絞り込まれます。

 同じ場所、同じ棚でマダイもイナダも、ときにはイシダイやワラサが食ってきます。この日は上潮が速くて、釣り人も多かったので、斎田正道船長は上からの棚指示。落とすのは25m、そこからコマセを振って20mで待ちます。

 開始からイナダやマダイが竿を絞り込んで快調そのもの。速いのは上潮だけのようで、ビシを棚で落ち着けると糸は下に降りてきます。ただし、困ったちゃんはマルソウダ、こいつが食った仕掛けはまわりを巻き込んでオマツリ騒ぎ。

左写真: この日最大の2.3kgの綺麗なマダイ。 しかしもっとでかいのが回遊中。

 今年は大鯛がまわってます。この日モ朝一に5号ハリスを切られた人と、上がり際に4号ハリスを切られた人がいました。翌々日には7kgの大鯛が上がりました、さらに数年ぶりのワラサ回遊も始まりました。

 私の釣果はイナダが7本、その後はマダイ狙いに徹したけどノーヒットでした。今年の久里浜沖は目が話せない状況です。詳しい模様は10/15発売のつり丸で紹介します。

下写真:小柴港。右に見える3隻が三喜丸。

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