大鯛の季節は目前か?初島沖のコマセダイ

宇佐美・富八丸 2007/05/13

  6.5kgのメモリアルなマダイを上げたのは、ちょうど一年前のこの日、この港、この船富八丸、そしてこの場所初島沖だった。

 ほんとうは連休の最後、5/6に釣り友のタナカマコトらと来るつもりだったけど、予報が悪くて出船中止。翌週は私単独での乗船になっちゃった。朝、木部船長に挨拶すると、「先週は出れば出れたなぁ、悪かったねぇ」のひとこと。いえいえ、天気予報が当らないのはいつものことですから(^^)。

左写真:2.1kgの綺麗なマダイ。

 この日は逆に予報が良い。日本海を低気圧が通過して、南西風が強く吹きそうなんだけど、伊豆地方は波2.0mの予報。まあ、そんなに凪とは思ってなくてシケるの覚悟で出船だ。船はいつもの初島沖。

 まずは60mラインの乗っこみ場所から、反応なし。

 ちょっと深場に移動、ここは反応あり。しかし口を使わない。上潮は動いていて、船はいい感じに流れているのだけど、底潮が動いてないようだ。コマセの出もすこぶる悪い。

左写真: 南西風で海はシケシケ。初島海域はまだ風裏になるからこの波だけど、初島いった船はドッタンバッタンだったでしょう。

 8時をまわり、9時をまわり、アタリがない。ちょっと焦ってきた。サバも邪魔しはじめた。そこでトモの人にキロ半くらいのマダイ。これはチャンスかな?

 私にも竿をスコーンと引っ張る良いアタリ。魚はけっこう下に引っ張る。こりゃ鯛だろう、と慎重に上げて、ハリスを持つと…あれれ?まだ引っ張るよ…でっかいサバでした^^;。

 続いてもやもやとしたアタリ。また底で引っ張るけど、すぐに大人しくなった。サバだろう、ガンガン巻いてハリスを取った…あれれ?浮いてくる…マダイ1.3kgでした^^;;;;。

左写真: 宇佐美港の富八丸。ワラサもメダイも利島遠征もやるけど、船長の一番の得意技はマダイです。

 この日は、サバタイわかんない病にかかったみたい。その後のサバも慎重にあげたし、次のでっかいあたりと底での強烈な引きはいなして、中層では半信半疑で上げてきたら2.1lkgのマダイだったし^^;。

 とにかく、ハリスを取ってからアレレ?になるトーシロー状態。

 船長は「こんだけ海が悪いと、タイもサバもわかんないよ。ちゃんと釣るだけ立派」と言ってくれた。ここが木部船長の優しいところなんだよね。某港の某船長だと、けちゃんけちゃんにからかってくるのと対照的だ(笑)。

左写真:クーラーの中、綺麗なマダイが揃いました。2.1kg., 1.3kg, 0.6kg

と、終わってみればマダイ3枚とまずまずの釣果。でもけして調子がよい日ではなかったです。

 この3枚はすべて♀、どれも真子ぱんぱんで乗っこみスタンバイ中。しかし、釣った水深は70m。ちょうどこれから浅いとこに入ってくる群れでしょう。♀が多いこと、水深がまだ深いことから、乗っこみはまだこれから、と予想できます。60m前後で、大鯛ががっつんと来る日はそろそろのはず。

左:この日はすべて♀。♀がいる釣り場は、これから魚が増える(♂がやってくる)とは某船長に教えてもらったこと。乗っこみ本番はこれから。

inserted by FC2 system