西施乳を求めて千倉沖へ

千倉・千鯛丸 2007/06/24(Sun)

 今年の初めにお邪魔して、魚影の濃さにびっくりしたのが南房は千倉沖。船長は、うちはタイやイカがメインだからなー、とショウサイフグ釣りにはちょいと消極的なとこがあるんだけど、この釣りのファンは確実に増えています。土日は満船ともなる人気。平日の出船も増えました。

 さて、このところ南房のフグは好調。トップで50-70尾も釣ってます。

 しかし、このところ魚運が落ち気味のわたし、この日も、底の日にあたっちゃった^^;。

 水温下がった影響だと思うけど、アタリが少ない、アタリが小さい、アタリに乗らないと、ないない尽くし。

左写真: 船長に最悪の日と言わしめる不調の日でも、こんだけ釣れれば御の字です。

 さて、外房のショウサイフグ仕掛は、ダブルカットウが一般的。しゃくりも強力で、なかにはアオリ釣りのようにビシバシしゃくる人もいるほど。それでも釣れる。

 しかし、私はあえて伝統的なカットウ仕掛にこだわりたい。カットウ1つ、餌針1本、これだけのシンプルなカットウです。

左写真: 自作のカットウ。健流カットウのオモリ重量アップバージョンです。

 千鯛丸のオモリ指定は30号。餌はアオヤギが用意されている。他のえさを使いたい人は持参です。この日は胴付き用に磯エビを持参しました。仕掛けは、胴付き2本+カットウの健流スタイル。

 4:30に出船。船はまず白間津沖の30mダチへ。意外に深い、そして意外に早朝出船だ。こんな時間、まだフグ寝てるんじゃないの?と思ったけど、開始そうそうアタリはありました。南房のフグは早起きさん?

左写真: 磯エビくん。オキアミより餌持ちがよくって重宝します。この日は胴付き仕掛には2尾だけでしたが。

 ぽつーん、ぽつーんとアタリます。東京湾ならこれがノーマルな釣れ具合。しかし、このところ爆釣続きだったせいもあり、船長はなんとか群れを当てようと白浜沖へ移動。しかし、状況は似たようなもので、型は文句なしの良型だけど、あたりがいかんせん少ない。

 船長は大移動、和田浦沖(冬にやったポイント)。ここでもポツポツ。さらに千倉沖、ここは比較的辺りが多かったけど、型が20cm前後と小さいので、すぐに移動。

 「白間津沖で粘りましょう」と時間を延長して、さらに35mの深場も攻めて終了。

左写真: この日の釣果は14尾。けっして悪くない釣果だけど、ここ最近の中ではもっとも悪い日でした。

 船の釣果は3-17尾。悪くはないけど、これまでの好調さを知っている人たちにとっては、悪い日にあたったという感覚。まあ、しょうがない、良い日もあれば悪い日もあるし、良い日にあたるのは魚運の良し悪しだもんね。

 外房スタイルショウサイフグ釣りは、東京湾では通用しない、というのは通説なんですが、その逆は通用するとわたしは思ってます。しばらくはシングルカットウで攻めてみます。千鯛丸のは、食わせ名人も出没するみたいで、そちらの釣り方も興味津々なんだけど、まずは東京湾トラッドスタイルのカットウで攻めてみよう。

左写真: カットウのえさ針に掛かった良型のカワハギ。

 さて、千鯛丸では、平日あるいは土日でも予約がないときはフグに出船します。これからの土日は、布良瀬解禁のマダイに出船が多くなるかもしれないです。

 オモリは30号使用。カットウや仕掛は他人様にご迷惑をかけない範囲で自由な仕掛で。餌はアオヤキを用意してます。フグは釣った人が自分で捌くあるいは捌ける人に頼みます(船長は捌いてくれません)。

南房のショウサイフグ、これから注目のポイントです。またいこっと。

ブログ速報にも書いてあります。
http://blog.goo.ne.jp/deep-runner/e/b6b8190210984073d81a64bb3db0ad81

左写真:係留中の千鯛丸。隣にあったおんぼろ船がなくなったので、乗りやすくなりました。

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