今シーズン、徹底的に不調だったのがアオリイカ。開幕戦に２杯型をみたものの、それ以降は連敗街道まっしぐらで、なんと本命６連敗。こんなに不調だったのは、試行錯誤でアオリ乗合が始まった1995年以来です。当時は釣り方や釣らせ方がまだ確立してなかった頃なんで、今のアオリブームの時代にこんな連敗するなんて、インド人もびっくりです。

　もういいや、来シーズンまでやめたっ！と砲丸投げ、じゃなくて槍投げ、もとい投げやりになていたんだけど、そんな思いとうらはらに、湘南アオリはいつまでたっても好調じゃないの！

左写真：海人餌木シャクリ300Lと記念撮影。これは800gくらいかな、今の時期では小型。

　ちょと我慢しきれなくなって、ちょうど会社の休みも余り気味になっていたのもあって、平日にGoしてきました。

　船宿は茅ヶ崎の沖右ヱ門丸。釣れても釣れなくてもずっとアオリ乗合を出しているの硬派な宿です。

　5時に宿につくと、すでに四隅が埋まっていて、わたしは5番目。どこに寄るかなんだけど、右の二番目にしました。悪手は指した直後に気づくというけど、ここも書いた後にいやな予感がしました。そう、この日は左舷デーなんですね^^;。

　アオリ船の桑山船長は、烏帽子岩には目もくれずに鎌倉沖へ。最近ばっこんばっこんと良型が乗ってるポイントらしい。

　沖右ヱ門丸の棚指示は海面から中オモリまで。野毛屋と同じ東京湾神奈川側スタイルなんで、わたしには慣れてます。ハリスの指示長さは4m。

　相変わらず長竿が主流で、どこの船でも短めのリール竿はほとんど見なくなりました。この日は手バネの釣り人が一人。手バネのアオリも面白いんだよなー、あと数年長竿やって、この世からリール用のアオリ短竿がなくなる頃には手バネに戻ろうかな？

左写真：この日の最大2.4kg。今シーズンは3kgオーバーも時折顔をだしています。大型好調な年ですね。

　朝のうちは潮がまったく動かない。今年はこんなパターンばっかり、昨日まで釣れていたのに、わしが乗ると釣れなくなる、アオリがいなくなる、わしがなんか悪いことしたか？と、世の中を呪いそうになったときに、潮がとろーとろーと動き始めました。

　するとあっちでドスン、こっちでズドン、アオリの乗りが到来で、ほとんどの人が顔をみた。30cmくらいの良型マルイカも混じってくる。

　わたしにもズドン！で、海人餌木シャクリ300Lを綺麗に曲げてくれたのは800gの小ぶりなサイズ。小ぶりなんて贅沢いえない、アオリの型をみるのは久しぶり。やっと連敗脱出だ。

　そして、その後は左舷ラッシュ。ひたすらしゃくりまくる右舷のツリオヤジを尻目も左舷が連発。

　極めつけは２キロオーバーのダブルヒット。片方は当日最大の2.4kg、もう一杯も2kgオーバー。これが同時にヒットするんだから、載せた人はたまらない。乗せられなかった人もたまらない、ヒットアップでしゃくるしゃくる、ひたすらしゃくる^^;。

左写真：　これも２キロオーバー、良い型です。

　船長は、鎌倉沖から葉山沖へとポイント移動。中盤しばらく乗りがなくってダレ気味だったけど、船長のこの見立てが良かったのか、今度は右舷の前二人がダブルヒット。いずれもキロオーバーの良型だ。

　わたしにもひさびさのキロオーバー。長竿をぐいぐいと引っ張ってくれる感触、ナツカシーッ！！^^;;;

　その後も800g級を１杯追加で、わたしは３杯の釣果でした。まんぞくまんぞく

　沖右ヱ門丸のＨＰから、桑山船長のコメントを拝借しておきます。

左写真：　これは２kgアンダーです^^;。でも、まずまずの型。やっぱあおりは楽しいな。

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左写真：　出船前の沖右ヱ門丸。アオリ船は左手(岸から遠い方)です。