鯛取3日め ラバジも餌も釣れた釣れた(^^)、

金沢八景・野毛屋 2007/08/13(Mon)

  勇治船長の「気の済むまでやってよ」との言葉に甘えて、取材も3日目に突入。最初の2日間はラバージグチャレンジだったが、今日は活きエビの釣りに。

 その理由は、新たに発売するエビタイ専用ロッドのテスト(専用ロッドはこのページで紹介)の目的もあった。

 さて、今日はこの3日の中で一番落と潮が流れる日。第三海堡の東側には純丸、房丸と鴨居の老舗が集結。野毛屋もその中に入って流す。

 しかし、大型連続ヒットの昨日とちょっと様子が違う。アタリが少ない。ここで勇治船長は大決断。実績ポイントの海堡東を捨てて、海堡西へと大転回。そして、これが大正解。

左写真: 手バネの釣り人に来た2.1kg。

 まずは小型が食ってきた。そして、手バネの釣り人がやりとり開始、これはけっこう良さそうだ。上がってきたのは2.1kgのマダイ。

 次いで食ったのはラバージグの釣り人。これもでかそう。3.4kgの♂だ。

 海堡東を流している船には食っていない。西側にいちはやく移動した勇治船長の勘は素晴らしい。

 あとひとつの願いは、私に食ってくれること。もう写真は撮らない、ひたすら竿先に集中する。

 落と潮の好機は過ぎた。上げ潮に変わる、ここ2日間は、上げ潮で良型のヒットはない。諦めかけたその頃、不意にアタリはやってきた。

左写真:ラバージグの釣り人にきた3.4kg。本日最大サイズ。

 すかさず合わせを入れる。9月発売予定のエビタイ専用竿の強力は穂持ちは、しっかりと合わせを効かせてくれた。

 テンションをかけたままゆっくりと浮かせて、相手のサイズを測る。魚が頭を返して下に突っ込んだ、その感触から2〜3キロだとわかる。勇治船長に型を告げる。

 竿先がガンガンと叩かれる。しかし不安はない、魚が頭を返し、竿が伸されそうになったときは重心を落として穂先を上げて耐える。2回ほどドラグがでたが、それ以降はすんなりと浮いてきた。

左写真: ラバージグをくわえたマダイ。

 勇治船長は竿の曲がりを見て「けっこう強いな」と言う。エビタイの引きに不慣れであれば、かなりドキドキする竿の曲がりだろう。しかし、かつては鴨居式シャクリで何度もマダイを挙げている。スミイカ竿でのマダイ釣りを、より安定させたような感触だ。

 魚が浮いてきた。タモに収まったのは美しいマダイ、2.5kgの♀だった。これで取材は簡潔だ。良い記事がかけると思う。

左写真: 綺麗なマダイでしょ?これこそ献上鯛。鴨居の漁師が徳川幕府に献上していたという由緒あるマダイです。

 この日の勇治船長のコメント。

昨日よりも今日のほうが潮が良いせいで、アタリもあり、型も良かったです。3.4sを筆頭に、2.5s、2.1sと良型がはいりました。1kg以下は1枚でバラシは2回だけでした。又、最大の3.4sはラバージグで釣りました。明日も潮の流れはバッチリです。活発なアタリが期待できるので頑張ります。宜しくお願いします。 年老いたキャプテン勇治。

「明日も乗りなよ」と言ってもらったけど、もう十分。翌日は記事を書いて、翌々日からは抜歯で入院。充実した夏休みでした^^;。

左写真: たっぷりのアカエビ。

 この釣りの詳しい模様は、つり丸9月15日号で紹介します。エビタイファンの人も、ラバージグをこれからやってみようとしている人も、ぜひぜひお読みください(^^)。

左写真: ラバージガーのコレクション。チタン製まであっていろいろ。この釣りも凝るときりがなさそうだー^^;;。

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