ひさびさのワラサフィーバーは大物外道の期待十分

下田・龍正丸 2007/10/27(Sat)

 ここんとこ、ワラサ専門狙いには行ってない。昨年は、平戸の落としこみで釣ったブリが1本のみ。昔は初冬の風物詩だったワラサ釣りだが、ここ10年くらいはワラサよりもマダイを追いかけていた。

 ひさびさにワラサ釣りにいってみようかな、と思ったのは、その外道の魅力。数年ぶりの好調に沸く神子元まわりでは、シマアジ、ヒラマサ、カンパチ、ブリ、と、まさに青物銀座になっている。もちろん、狙いはワラサで、これらの外道を意図的に狙うわけではない。ショウサイフグ釣りでトラフグを釣るように、太い魚運が必要だ。

 20日の土曜日は、季節外れの台風20号の接近で大荒れの予想。しかし、朝のうちは大丈夫だろう。ちょうど予定が空いたので、大雨の下田へ車を走らせた。

 港に着いてから帰るまでずっと雨。ボンネットを雨が叩く音がうるさくて、仮眠もままならない。それでもうとうとして、目が覚めるとすでに船に灯りが付いている。

 挨拶をして乗り込む。初めての船だけど、仲乗りさんがいろいろ世話してくれて、とても気楽だった。遠征船やワラサ船って、ピリピリした雰囲気だと敬遠してる人、そんなことないですよ。

 朝のうちは波も静か、凪の海を懐かしの神子元へ向う。

左写真: さすがに風が吹くと海が悪くなる。この頃は北東風が20m近く吹いていた。

 船長の指示棚は上から52m。かけ上がりを攻めるので、水深の指示は刻々と変わる。ワラサの反応はバッチリ、だが、反応の割りに口を使わない。船長は「コマセは一気にまいて〜」と激を飛ばす。しばらくすると右舷側からぽつぽつとアタリ始めた。

 私のいる左舷は朝のサービスタイムでは沈黙。しかし、風が出て海が荒れ始めると、席にかかわらずアタリが出始めた。

 わたしの竿もドカンと入る。ハリス刃8号、ワラサの引きを楽しみながら、3.5kgのワラサをゲット。

左写真: 貸し道具の人もワラサ2本。手巻きはわたしとこの人だけ。ワラサは手巻きが面白いんだけどなぁ...^^

  反応は良いが、風もすごい。台風接近で、海は大荒れ。まわりの船はどんどん引き上げていく。銭洲遠征可能な大型船の龍正丸も、この天気ではさすがに早上がり。私の釣果はワラサ1本だったが、食べるには十分すぎる量。

 ひさびさの神子元。そしてひさびさのシケ、なんか時計の針を20年前に戻したようで懐かしい一日だった。もっとワラサ釣りにいかなきゃいけないな。

 龍正丸、良い船でした。今度は根魚か銭洲で乗りたいな。

左写真: 左が今日乗った第11龍正丸。銭洲遠征もこの船。右は第八龍正丸。ワラサや根魚で出船。

ブログ版はこちらにどうぞ→ http://blog.goo.ne.jp/deep-runner/e/7660b01bebc98dc129a0d4fd78c7fe9e

inserted by FC2 system