真冬のアオリは型を見ればOK牧場   2006/02/25 金沢八景・野毛屋

 野毛屋は正月以来の釣行でした。昨年の2月はつり丸の記事になった直後でもあり、大型ラッシュの数型ともに良かった時期なんだけど、今年はトップで2,3杯、オデコも出る状況が続いています。

 まあ、これが例年のペースであると言えます。もともと2月はアオリが深いところに分散していて、それをいかに拾っていくかという釣りになります。ちょっと前まではこんな時期にアオリはやっていなかった。野毛屋がPEラインで深場を狙うようになって、真冬のアオリ釣りが普及しました。とはいっても、この時期だと東京湾のアオリ船もすっかり減って、今出しているのは野毛屋と吉野屋の2件のみになっています。

 野毛屋も今は寒い時期。看板のウィリータイ五目の調子がさっぱりで、乗合はしばらくお休み。しかし、代わりにショウサイフグが絶好調で、釣り人が多ければ2隻出し体制を気づいています。ウィリー船の俊之船長はアオリ船にフグ船にと、ユーティリティプレイヤーで大忙し。勇治船長は、この時期はお休みで内職状態が多いようです^^;。

 野毛屋のアオリ船は、最初の探索年こそ勇治船長でしたが、その後はしばらく俊之船長が舵を握っていました。なので、俊之船長もアオリ船の実績は折り紙つき。今日はひさびさに俊之船長のアオリ船に乗れるかな?と野毛屋に向いました。

  宿に着くと、フグの客が多くて2隻だしが決定。フグスペシャリストの健太郎船長と俊之船長がフグ船に。アオリ船はひさびさの勇治船長。「いやぁ、沖出るの2週間ぶりだよ。船酔いしないか心配だなー」と軽口をたたきながらの出船となりました^^;。

左写真: この日の私のアオリ800g。貴重な一杯でした。

 船は一路剣崎沖へ。俊之船長の話では昨日は根の上の浅い棚(20m以下)で乗ったとのことで、まずは浅いところから攻めてみるけど、反応なし。それでも丹念に探り続けると、反対舷でぽんぽーんと2杯顔をだしました。型はオータムサイズだけど、まあ贅沢は言えないです、この時期はまずは型をみられれば良しとせねば。

 その後、しばらくは辛い時期が続きます。普段なら本命アオリが顔をださない時間でも、ヤリイカやマルイカが乗ってきて退屈を紛らわせてくれるのですが、今日は外道も少ない。

右写真: この日も長竿が綺麗にしなる場面が続出しました。竿が起こせないほどの大型は出なかったけど。

 昼過ぎ、私の反対の人が乗せました。ここがチャンス、とばかりにビリビリしゃくっていると、私の竿にもドスン。この時の棚は38m、ゆっくりと引きを楽しみながら上げたのは800gのアオリイカでした。

 大型ではないけれど、このサイズがひとつ取れれば食べるのには十分。厳しい時期に貴重な一杯です。

 今日は潮具合がころころ変わります。その後は、澄んだ潮が差してきたみたいで、これが気にいったのかマルイカ、ヤリイカがぽつぽつと出始めました。私にもクンクンと上品なアタリでマルイカのお出まし。

左写真: マルイカさんの登場です。

 結局、この日は0-2杯。ヤリイカ、マルイカがお土産になりました。

 だいぶん春の潮が差し始めてきたようです。浅場にもイカが集まり始めたので、これから乗っこみの大型の登場が待たれます。

下写真:この日の餌木。潮が明るくなったり暗くなったりしたので、色の合わせ方が難しかったです。アオリが乗ったのはピンクにマーブル下地でした。


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