見事な大鯛浮上、大原沖のビシマ釣り

6/30梅雨空広がる大原沖にビシマ釣りにいってきました。同行者はfishing-mlのメンバが4人。他の竿釣りのお客さんも含めて、力漁丸の午後船で出船。この日はビシマには一家言をお持ちの盛川編集長、さらにつり丸ペンクラブの大越正美氏一行も乗り合わせ、かなり濃いメンバでの釣りとなりました。

この日の大原沖は、潮が若干澄み気味ながらも流れは順調、水温も申し分なしと、かなり条件の良い日でした。ポイントの太東沖には、大原のビシマ船が4隻ほどと、いつもより賑わっています。こりゃ今日はいけそうだ、と期待をこめて釣り開始。外道からのシグナルがひっきりなしにきます。ウマヅラ、ベラの餌取りをかいくぐると、ハナダイ、ホウボウ、キントキ、ガンゾウビラメ、いつものお魚達が顔をみせてくれます。私はこの日はハナダイ3枚、ホウボウ2本とおみやげは確保。

マダイの口火を切ったのは盛川編集長。600g級の小型ながら船中1号を釣り上げるのはさすが。そして、夕まずめのチャンスタイムである6時前、私の隣で釣っていた池氏に強いアタリがきました。

この池さん、ビシマの回数は今回で3度目。ビシマは私が作ったトトマスタービシマを貸していました。その池さん、前回の釣行6/9)では船中最大となる3kgを上げています。ビシマ経験は少ないけど、釣りの経験は豊富な人で、魚の扱いについてはベテラン級。九州は浮き流しの名手でもあります。

糸を持った手がガンガンッとたたかれてます。これは大鯛に違いない。「こないだのより全然大きいっしょ、慎重にやって」と声をかけるも、それは百も承知で手馴れたやりとりが続きます。ひとつ不安点があったのはビシマ糸。トトマスター(ポリエステル)で作った糸は、伸びがなく感度抜群という長所がありますが、この伸びのなさが大鯛とのやりとりを難儀にします。危ないのは針外れ、ラーヂの糸よりもばれる率は高く、特に大鯛ではハリス切れの確率も高くなる危険も含みます。「糸に伸びがないから緩めちゃだめ!」「伸ばすときも絶対に力は抜かないで」と見ているこっちの方がハラハラしてきちゃった^^;。

しかし、そこは池さん手馴れたもので、慎重に浮かせてハリスを手繰り、ボカッと浮いてきたのは5.8kgの立派な雄鯛。船上は歓声に包まれました(^^)。いやー、やっぱてえはええわ。

これを見せられては私もヒートアップ。集中力200%up^^;でビシマを持ちますが、残念、アタリなし。この後は、同行の田中氏がキロ半の綺麗なマダイを上げて、結局船中マダイは3枚で沖上がりとなりました。

ビシマのボウズは慣れている^^;んですが、やはり同船者が大鯛を上げた日は熱くなりますね。大原沖、大鯛が潜むロマン溢れる海です。ここの鯛は滅法気難しくて、潮を気にいらないとパッタリと口を使わなくなる頑固もんですが、条件がよければ誰にでも大鯛のチャンスがあるのがビシマ釣りの特徴といえるでしょう。ここ最近でも、つり丸編集部の近藤記者が、初めてビシマ糸を握ったとたんに2.7kgの良型をゲットしちゃいましたし、別の日には竿釣りをしようとしてきた人が船長から借りたビシマを握ったとたんに4kgを釣ったり。ベテランより初心者の方が釣れるんじゃないか?という気にさせるところもあります。

Webにいろんなマダイ釣りの紹介をしようと思って始めたこのレポートなんだけど、3つ書いてみれば、立て釣り、カモシ釣り、ビシマ釣りと、すべてボウズじゃないの!?^^;;;;;;;;;
これじゃ、タイトル替えなきゃいけないかもね^^;。まいっか、次回は私のカブラに大鯛が食ってくれることを期待しよっと。

 

2001/7/1 Yasuhiro Ii

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