仕立船で準備は万端 しかしイカダイは不発

 つり丸のBBSメンバとイカダイ狙いで仕立たのは1月20日。が、話は一週間前にさかのぼる1月14日。練習も兼ねてひとりでやまはち丸のヤリイカ乗合にいきました。この日は凪もよく、朝は洲崎沖を攻め、反応が薄くなると沖ノ瀬に転戦、ぽつぽつとヤリイカが乗りました。客が少なく、私は左のトモという好位置だったので、10杯を数えたところで船長に許可をもらって泳がせの道具を下ろしました。なんか食ってくれればもうけもん、の期待でしたが、私が泳がせ道具を下ろしてからもイカはポツポツを上がります。それに対して私はやることなし^^;。この退屈さがたまらんなぁ。

 が、「これで上がりましょう」の合図があった最後の流し。アタリがきたんですね、竿先がふわふわして、しばらく静かになったあと、穂先がグィーンと突っ込んだ。泳がせで一番興奮するのって、このとき、竿が突っ込んだときだと私は思います。喜びいさんで竿をとって合わせをくれます。すると、ガンガンッ!と激しい引き。これは間違いなくタイだ、そう確信して浮かせにかかります。

 水深は120m、底での抵抗をかわし70mまで上げてきたときに、いきなり竿先がふわり。ばらしてしまいました^^;。スカンポを下ろしていた船長は「なんでぇ、ばらしちまったんかい」と苦笑い。私は青くなって^^;仕掛けをあげると、針もハリスも綺麗についてます。すっぽ抜け。

 針の掛かり所が顎の骨だったか?合わせも甘かったか?反省点もありますが、非常に残念なバラシでした。上がってくれば3kgくらいの型だったかと思うけど、バラしては元も子もないところ。

 しかし、来週がある!^^; という気持ちで1月20日を迎えました。

 当日は10名で第一やまはち丸を借り切り、出口訓船長の操船で出船。北風がけっこう強くて、洲崎沖は諦め城ヶ島西沖を攻めました。このおかげで、波は少なくて比較的釣りやすかったです。が、この日はヤリイカの群れが小さい。反応を探して投入を繰り返すも、船で1,2杯が上がるかどうかの日で、なかなか数が伸びません。しかも、落とし込みで乗ってくることはなく、ひつこくひつこく誘いを入れるとやっと乗ってくる、というパターン。ヤリイカ初めての人にはかなりシビアな状況でした。

 泳がせにはひとり2,3杯は欲しいところ。風が少し凪いできたので城ヶ島沖のマルイカも出るポイントへ移動し、マルイカ交じりでなんとかツ抜けしたのが13時。このときには船中30杯ほどのイカが釣れたので、いよいよ泳がせ開始。

 場所を島下の100mダチに移動します。冬場の大ダイポイント。来ればそこそこの良型が期待できるのだけど、残念ながらこの日はアタリはありませんでした。餌をかじられたのが2人いたくらいで3時の沖上がりの時間となりました。

 全般的にイカの数は伸びず、乗合でもトップ10杯前後と厳しい一日でした。佐島の深田家のヤリイカ乗合で3kgのマダイが上がりましたが、おそらくこの日のイカダイが上がったのはこれだけでしょう。

 イカダイ不発に終わりましたが、参加のみんなは雰囲気は味わえたと思います。ヤリイカ多点掛けでリール巻くのもひと苦労の快感、泳がせ竿がずぼっと突っ込んでギュンギュン引く快感、これらは次回のチャンスに味わいましょう。

2002.01.22 Yasuhiro Ii

Topへ

inserted by FC2 system