久里浜沖爆発!型よし数よし、コマセ釣法がはまった日

 秋から冬にかけての超一級ポイント、久里浜沖。毎年安定した釣果が望める場所なんだけど、今シーズンはどうも調子がいまいち。数釣りを目論んだOLMでまさかのボーズくらうわとアンビリーバブルな時期もありました。これはどうやら水温低下の遅れのせいだったようで、年が変わり水温低下でいつもの越冬ポイントの90mラインで、爆発したのが1月28日でした。

 宿は金沢八景のあさなぎ丸。この日の釣り客は6人、私は右舷の胴の間へ。船は一路久里浜沖へ。晴天べた凪ぎ、船に乗ってるだけでも気持ちよい日です。暑くてカッパぬいじゃった^^;。慎重に根を選んで奥沢船長から投入合図がでました。久里浜沖の特徴は、船を止めること。松輪瀬のように、船を流す釣りではないです、ゆえに投入合図は一回きり、ということが多いです。この日も朝の投入以降、仕掛けを上げての合図は一度だけ、それが沖上がりの合図でした。つまり、一度も船の流し替えなし、というわけです。

 一投めから右のトモの竿が曲がります。上がってきたのは800g検討の綺麗なマダイ。「お!いいサイズじゃん」。というのも、久里浜沖で数が出る時期はレギュラー500g前後、キロオーバーは混じる程度というのが通常のパターン。しかし、この日はキロ前後のグルメサイズがどんどん上がる、こりゃたまらんす。

 その後もまわりは竿曲げてますが、私にはなかなか食わない。棚を探っているとやっと竿が入った。底でグッ、グッと引っ張る。間違いなくタイの引き。

SHIMANO 海攻マダイLimited270が綺麗に曲がってます。この竿、細身ながら結構なパワーロッド、 ワラサが食ってもらっくらく。リールはABUのAmbassadeur7700CTにPE6号200m。 吉見製作所製形状記憶合金テンビン2mm径。ステン管80号は上の穴をひとつだけ残して全部ふさぎます。クッションは1.5mmで1m。 ハリス2号6mに、針は金龍Hラインマダイ針の7号1本針という、 オーソドックスなスタイルでした。久里浜沖では2本針仕掛けにする人も多いのだけど、 私は1本針が好みです。手返し速度がぜんぜん違うのと、不意の大物にも対処しやすいことが理由です。


上がってきたのは800gの綺麗なマダイ(^^)。続いてひとまわり大きい1kgを上げてまず2枚ゲット。ここで潮止まりになりました。普段なら我慢の時間なんですが、この日は外道が多い多い。メダイ、大サバ、中大アジ、と美味しい魚ばっかし、しかも型が揃っているので、喜んでクーラーへ。

 さて、午後になり潮は上げ潮へ、この日の調子だと上げ潮には期待していたのだけど、予想を上回る食いっぷり。後半一時間は入れ食い状態で、ぽんぽん上がります。しかも型がキロ前後と揃っている、もう楽しい楽しい、夢中になって釣ってました。で、クーラー一杯になって沖上がり。たいりょーだー^^;。

 この日の船中釣果は9-13枚、大きいのは1.7kgだったけど、キロ級中心の型揃い。6人で、13, 12, 12 , 11, 10, 9枚の船中67枚。 9枚でスソになっちゃうのも凄いけど、 6人中5人がツ抜けするなんてのはそうそうあるもんじゃないです。まさに大爆発の一日でした。


 私の釣果といえばマダイ12枚(0.5-1.2kg)、メダイ4本(40cm)、アジ7尾(25-45cm)、サバ4尾(40cm)。マダイの釣果としては釣り過ぎなんだけど、普段は一日一枚という忍耐の釣りしてるんだから、たまにはこういう釣果でも海の神様は許してくれるでしょう^^;。

 タイは刺身、メダイとサバは塩麹、アジは塩干しと、うちに帰ってからは包丁握りっぱなし。さすがにこれだけさばくと出刃がなまってしまいます。エラやヒレで左手はボロボロ、絆創膏はりまくり^^;。

 最後に、この日のヒットパターンは底からハリス分の棚取り。久里浜沖は船を止めることから、 通常はハリスマイナス1−2mの棚取りをします。道糸が塩に押されて流されることを見越してのマイナスの棚取りです。しかし、この日は魚の活性よく浮いていて、ハリス分の棚で食ってきました。 いつものように棚を下げると餌取りにやられることが多かったです。食いの良い日は高く棚をとってもタイはコマセに浮いてきます、今日の釣り人はそこらは百も承知のベテランばかりで、それが船全体の好釣果になったかと思います。ちなみにこの日は席に関係なく食ってきました。


 今日はできすぎですが、トップがツ抜けする釣果はこれからしばらく続くでしょう。落ちのシーズンばかりか、春の乗っこみもとても楽しみになってきました(^^)

2002.01.31 Yasuhiro Ii

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