外道も本命級が揃う平潟沖のキンキ釣り 2006/08/19 平潟/第15隆栄丸
昨年にディプマスターTERUさんが、新たな釣りモノとして開拓を試みた平潟沖のキンキ釣り。その時は狙い通りにキンキが釣れ、新たな挑戦は成功でした。(ここ参照)。
そして今回は、完全に定着したキンキ釣りに、マダラ、良型メヌケと、それだけで専門船が出る魚まで外道に交じる好釣果。平潟沖のキンキはTERUさんのチャレンジによって、完全に開花してもはや釣りもののレギュラーポジションを確保したと言っても良いでしょう。
左写真: キンキの一荷。良型は35cmあります。これで干物をつくると、ホッケサイズのでか干物ができます。
キンキといえば言わずと知れた高級魚。白味ながら脂の乗りは抜群、それは焼いた魚からじゅうじゅうと脂がしたたり落ちるほど。それでいてくどくない、他の魚では類をみない味です。
しかしながら、市場に出回っているキンキの開きはサイズが小さい。型にしても20cm級、超大型と銘打っていても30cmがせいぜいです。それが平潟で釣れるキンメは、良型は35cm、中には40cmに届くかというようなナイスサイズが混じるのがたまりません。
左写真: この日はつり丸の取材。カメラを構えている後姿は編集部の小林さん。良い写真がたくさん撮れたのではと思います(^^)。
攻める水深はメヌケとほぼ同じで400-450m。このため、使うオモリは300号で統一。底の餌をとるキンキを専門に狙うため、仕掛けは片テンビンの吹流し式、ちょうどオニカサゴの仕掛と同じと考えてば良いと思います。
片天仕掛でも、タラもメヌケも食ってきます。途中にグングンとした引きを見せて上がってきたのは2.5kgのマダラ(右上写真)、そして海底からひったくるようなアタリを送ってきて重量感たっぷりで上がってきたのは3.0kgのメヌケ(左上写真)。
メヌケは、TERUさんの3.5kgを頭に2.0-3.5kgのメヌケが4本。小メヌケ(ホウズキ含む)はたくさん。マダラは野畑さんの4.5kgを頭に4本が上がりました。野畑さんはキンキの竿頭でなんと11尾、そしてTERUさんは、あっと驚く離れ業、キンキの4点掛けを披露。
左写真: キンキの生命力は強烈。氷水の中で港に帰っても活きています。
そして私の釣果はキンキが25-35cmが6尾、マダラにメヌケと、文句なしの釣果でクーラーも一杯です。
左写真:この日の釣果。かーなり暑かったんで港に帰る頃には氷がほとんど溶けてしまっていました。
この日のタックルは、アルファタックルディープインパクトプロスペックIにミヤマエCX-4の組合せ。ちょうど東京湾のアコウスタイルです。
この日の詳しい模様は、つり丸でTERUさんが記事にしてくれます。深場釣りファンの人は、次号のつり丸は必読でっせ。
下写真: 帰港した第15隆栄丸。この19t船でフルスピードでかっ飛ばしても漁場まで1時間半かかります。もちろん携帯電話も Out of 圏外(笑)になります。