右舷は天国、左舷は地獄のカモシヒラマサ                  2006/10/08  勝浦川津/とみ丸

 今年は青物はどこも好調。特にワラサは剣崎〜南房、初島まわりと戦線拡大。外房ヒラマサは大型連発、ここは迷わずカモシヒラマサへGo。

 この日は残念な事故がありました。下田から神津島に向う明好丸が転覆。当日は台風並の勢力まで発達した低気圧の通過後で、海は波風はありましたが、普段はこのくらいの波なら釣りに行けるというような海況の中での不運な事故でした。これを書いている14日現在でも行方不明者の捜索は続いています。亡くなった方々のご冥福をお祈りします。事故の概要はこちらです。

左写真: 投入を待つカモシ海中公園沖の船団。この日も予報では波がなんと5m。しかし実際には御覧のような凪です。こういう大げさで不正確な予報が、オオカミ少年化して釣り人の警戒心を麻痺させているのかもしれません。

 さて、このところのカモシヒラマサの傾向は、ナブラがどこに出没するのが予想しがたいところ。大場所の三本松だけでなく、機関庫出し、前回のレポートの大貫山など、各釣場で実績があります。そして、この日はこのところ良かった海中公園沖へ。

 しかし、開始後しばらくして無線が入ったのは、なんと大沢沖(小湊前)。各船、大沢沖へ急行、そしてこれがとみ丸ヒラマサフィーバー(死語^^;)の始まりでした。

左写真: カモシヒラマサの餌は、サンマのブツ、半身、一尾掛けなどありますが、今年実績が高いのはヒイカ、ヤリイカです。

 この日の船団の中で、おそらくとみ丸が一番好調だったでしょう。ここはHPからのコメント引用でいきましょう。

興津沖→大沢沖  25〜40m
カモシ・ヒラマサ絶好調!!(^_^)v最初は先週と同じポイントの興津沖からスタート。台風のウネリなどは全く無く、ベタ凪ぎ。朝の内から2本ヒットがあり、1本キャッチでハリス切れが1本。その後は全体から見てもアタリ止まった感じなってしまったので、大沢沖にポイント変え。移動して大沢沖の1流し目にミラクル発生!!
大トモのお客さんの竿が1本曲がったと思ったら、バタバタと竿が入って大忙し!!
大沢沖の1流し目に13本ヒット、7本キャッチ。と一時は入れ食い状態!!その後も潮回りして流す度にアタリがあり、ヒット&キャッチorバラシを繰り返しながら1日を締めくくれました。(^^)終わってみれば
23打数15安打!!今日はとみ丸にヒラマサの神様が舞い降りました!(^^)
/

左写真: あまりの好調さに、サンマミンチが品切れになり、船上で追加挽きの図。写真は若船長の吉清紘生(ひろみ)船長。釣り人がいない日は漁にでてる海の男、年も若く、爽やかなナイスガイです(^^)。

 で、こんなに好調な日なのに、私はなんとボーズ^^;;。実は15本のうち12本が右舷に集中しちゃいました。私がいた左舷は後ろから食ってきて、←0,0(私),1,1,1← の釣果。 左舷それもミヨシ受難の日でした。

 もちろん、潮上だからといって、ただ手をこまねいていたわけではなくて、考えうる手をすべて打ったんだけど、結果は出ずでした。コマセダイとカモシは同じコマセ釣りでも勝手が違います。昨年も カモシで同じ状況で涙を飲んだことがあるんですが、なんとか潮上で食わせる技を身につけたいものです。

 まあ、次回に頑張ろう!と前向きに締めてみます^^;。

下写真:トップは4本で、記念撮影の図。この釣り人、加藤さんは常に誘いをかけるアグレッシブなスタイル。ほとんどボウズがないという言葉に偽りのない技術を持っています、さすが。

inserted by FC2 system